医療事故調検討会17
前田
「ほかに何か」
南
「1点だけ追加して、主に田浦参考人に伺いたい。現実に遺族の方とやり取りをされていらっしゃるご苦労がよく分かった。最終的に患者さんの遺族の方に理解していただく、納得していただくというのが一つの目的になっていると思うのだが、果たしてこの評価報告書というものが遺族の方にどれほど理解されたか、感触として、かなりよく理解されたと思われているか。その辺りのご感想があれば伺いたい。ほかの先生方にもちょっと伺いたい」
田浦
「大変難しい、調査結果というものもない。ただ、説明会を開いた後の私どもの感触だけだけれども、やはり納得なさってない、あるいは理解していないという方も多々いる。ただ、もう仕方がないと思っていらっしゃるのかもしれない、これでモデル事業との関わりは終わりですというふうになるので。私がこれからのモデル事業に対してPDCAサイクルを取り入れてもらいたいというのは、そこら辺がいつもあるから。自分がやってきたことを遺族はどう思ったのか、病院はどう思ったのかということを知る機会が本当に少ない。これから同じような仕事を医療安全調査委員会でやるようになると思いますので、検証して改善する仕組みにしてもらいたいと思う」
前田
「お約束の時間をだいぶ過ぎてしまって申し訳なかったが、モデル事業で大変な蓄積がある。それから、もちろん問題もいろいろ含んでいるわけでご質問、ご議論は尽きないと思うが、本日のところはこのくらいで閉じさせていただいて、またこれを活かして更に前に進んでまいりたい」
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