医療事故調検討会17
最後に調整看護師を代表して田浦参考人(東京地域事務局調整看護師)
「まず資料3。『地域評価委員会の構成と役割』という表。なぜこういう表を作ったかというと、事例ごとに医師が変わり、モデル事業を理解してもらうのに本当に苦労しているから。それで、こういう表を作って、1つの事例ごとに表を渡し、自分の役割を理解していただくようにしている。
ただ、解剖執刀医と解剖担当医は、東京地域では解剖施設が輪番制なので、大変理解し、協力してくださり感謝している。解剖するときは、解剖執刀医と解剖担当医、臨床立会医の三者が解剖をし、報告書を書く。この臨床立会医は、先ほど山口先生がおっしゃったとおり、当該事例の専門の医師なので見つけるのが非常に大変。
次の項目が『第1評価医』。当該事例の専門の医師で、評価結果報告書案を作成してもらう先生。この先生がいちばん苦労することになる。もう少し負担をなくす工夫はないものかと思う。『第2評価医』は、第1評価医が書いた報告書を修正・加筆する役割。『外科系委員』『内科系委員』は、委員会に参加して、医学的評価のみならず医療全体の問題として捉えた見地から意見を述べてもらう。『病院側弁護士』『患者側弁護士』には評価委員会に参加し、遺族・国民の目線で意見を述べてもらう。
あと『委員長』がいて、この委員長はその委員会、説明会に至るまでうまく引っ張っていく大変な役割。内科系委員か外科系委員のどちらかから。『総合調整医』は、地域代表と総合調整医の2名に参加してもらう。『調整看護師』も参加する。調整看護師の役割は、総合調整医とともに、モデル事業全体の流れを把握し、その過程で生じるさまざまな業務が円滑に進められるよう、関係機関や関係職種及び遺族との調整を行うこと」
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