現行医療計画の問題点について
■ 山形県でのアクセス時間分析
【河原和夫・東京医科歯科大学大学院教授】
次は山形県の事例です。
山形県の病院に何分ぐらいでアクセスできるかを調べたことがあるのですが、そのまとめを18頁に書いてあります。
山形の方は、12分ぐらいで最寄りの病院にアクセスできると。このアクセス時間というのは、400床以上の病院に対しては25分ですが、500床を超えると急激に延びると。
だから、役割分担するときも、脳卒中あるいは心筋梗塞とか、こういう形で地域の基幹病院を考えると、医療圏の区分けに関係なく、医療資源の公平な分配ができると。
【目次】
P2 → 医療計画制度の目的等
P3 → 医療計画とその評価
P4 → 医療機能情報提供制度
P5 → 病床規制
P6 → 東京都のがん医療体制
P7 → 23区の救急施設全体でのカバー範囲等
P8 → A区の三次救急施設へのアクセス時間
P9 → 搬送に60分以上要する人口
P10 → 療養病床の調査
P11 → 山形県でのアクセス時間分析
P12 → 救命救急センターの最適エリア界
P13 → 献血者の動向、地理的分布
P14 → 周産期母子医療センターへのアクセス時間
P15 → 死者と重傷者の分布
P16 → 運転時間30分での転送可能領域
P17 → 医療計画の中の精神医療の位置づけ
P18 → 主たる医療職種の入学定員(平21)
P19 → 計画と評価の構造(行政計画)
P20 → 事業計画、実施計画の必要性
P21 → ある県の医療計画の目標
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