入院、外来、在宅医療について(総論)
■ 外来③ 大病院の負担
[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長]
これ(スライド58)は、社会保障国民会議の資料の一部でございますけれども......
やはり大病院の外来というのは基本的に専門化、機能強化の外来......を紹介外来等にしていただいて、それ以外を中小病院なり診療所に行っていただいて、そこで主治医に協力していただいて、在宅に戻っていただくという方向性が......どうかということだと思います。
その中で、現在どう変化しているかというのがスライドの59です。
ちょっと左側をご覧いただきますと、下線の......、緑が診療所、赤が病院です。件数......、患者さんの数で言いますと、病院は診療所の半分以下ということになります。
次のスライドの60をご覧いただきますと、売上ではどうなるのかと言うと......
青い所が病院、赤い所が診療所になります。患者数では半分ぐらいだけれども、売上では逆に1.5倍。これは単価が高い......というのもあると思います。
さらにもうちょっと細かく見ると、スライドの61でございますけれども......
延べ患者数で、(病院は)32%。それから初診の患者数で見ると26%。ただし、時間外の患者さんの数で見ると、57%が病院ということになります。
もう1つの課題としてはスライド62で、赤く点線で囲ってございます。
特定機能病院の外来で、緑の部分が紹介状(ありの)患者さん。それからオレンジの部分が紹介状なしの患者さんです。紹介状なしの患者さんが、56%ぐらいでございます。
こうしたことを少し考えながら、現在の点数や件数の変化をとらえたのがスライドの63でございます。
これは平成12年度を100とした場合の大学病院、あるいは大学病院以外の病院、診療所の外来の件数を見たものがスライドの63。診療所が一番上に来て、大学病院が次に来て、大学病院以外の病院が93%弱。
また、受診延べ日数を見ますと、大学病院や診療所というのは一番多くなりますけれども、病院は......、これは言われて......いるようになります。
それから1施設当たりの外来の医療費の伸び率で見ますと、大学病院というのが一番大きくなって......
まあ、病院規模が大きいほど......。ただし、これは上の部分......、単価が高い所も含んでいますので......、それも......。
【目次】
P2 → 医療を取り巻く環境
P3 → 社会保障と税の一体改革
P4 → 入院① 高度急性期・一般急性期
P5 → 入院② 亜急性期等
P6 → 入院③ 長期療養
P7 → 入院④ 地域に密着した病床
P8 → 入院⑤ 今後の方向性
P9 → 外来① 病院勤務医の負担
P10 → 外来② 病院の負担
P11 → 外来③ 大病院の負担
P12 → 外来④ 今後の方向性
P13 → 在宅① 死亡者数
P14 → 在宅② 看取り
P15 → 在宅③ 訪問診療
P16 → 今後の目標と課題