入院、外来、在宅医療について(総論)
■ 医療を取り巻く環境
[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長]
ちょっとページをおめくりいただきまして、スライド番号、ちょっと見にくいですけれども、右のほうに書いてございますので、右下のほうに書いてございますので......、それを中心にご説明いたします。
3の所はこれまでもご覧いただいていると思いますが、人口動態の将来予測その他でございます。
75歳以上人口の割合がどんどん増えているということですけれども、それは絶対数の増というよりは、むしろ若い方の減少ということでございます。
次のスライドの4、左側の青い部分をご覧いただければと思いますが......
これは要介護3以上で、お独りでお住まいの方に関するもの。これは非常に、お看取りの形になって、非常に厳しい状況になると思いますけれども、そういう人が非常に増えているということです。
次のページ、スライドの5でございますけれども......
これは毎年亡くなる方の数と、亡くなっておられる場所でございます。いま大体、年間120万人亡くなっておられますけれども、2030年には160万人ということで、40万人程、このままで行きますと亡くなる方が増える。
緑で書いてある所が医療機関の中で亡くなる方、オレンジで書いてある所が、これ、ご自宅で亡くなる方。その間にあるものが介護施設等ということでございますけれども......
今後、医療機関で亡くなる方、それから自宅で最期を迎えられる方......、どの程度増えることができるかということですけれども、このままで行きますとなかなか難しい状況であろうと思っております。
【目次】
P2 → 医療を取り巻く環境
P3 → 社会保障と税の一体改革
P4 → 入院① 高度急性期・一般急性期
P5 → 入院② 亜急性期等
P6 → 入院③ 長期療養
P7 → 入院④ 地域に密着した病床
P8 → 入院⑤ 今後の方向性
P9 → 外来① 病院勤務医の負担
P10 → 外来② 病院の負担
P11 → 外来③ 大病院の負担
P12 → 外来④ 今後の方向性
P13 → 在宅① 死亡者数
P14 → 在宅② 看取り
P15 → 在宅③ 訪問診療
P16 → 今後の目標と課題