産科医療の現況と平成22年度診療報酬改定への要望
■ 長時間勤務の実態 ③
【海野信也氏(北里大学医学部産婦人科学教授)】
それで、その下段、これは、今女性医師の問題が私どもの非常に中心的な課題にもなっておりますが、その女性医師と男性医師の在院時間の分布を当直体制のある一般病院、総体的に比較的規模が大きいと言える病院で比較したものでございます。
いずれにしても、勤務を続けることができている医師に関しては長時間の在院で仕事をしてもらっているというのが実態です。
ですが、ちょっと女性のほうの、この丸で囲んだところをごらんいただきますと、30代から40代にかけて在院時間が若干減少し、ばらつきが大きくなるという傾向が認められております。
これは、ある程度多様な勤務実態ということが反映しているものと思われますが、これは勤務できている医師ということで、こういう状況だということになります。
【目次】
P2 → 要望の内容
P3 → 分娩施設の減少
P4 → 産婦人科医の減少
P5 → 長時間勤務の実態 ①
P6 → 長時間勤務の実態 ②
P7 → 長時間勤務の実態 ③
P8 → 女性医師の割合 ①
P9 → 女性医師の割合 ②
P10 → 女性医師の割合 ③
P11 → 働き続けられる状況にない
P12 → 産科医療危機の展開
P13 → 産科医療のデススパイラルと脱却
P14 → 「勤務環境確保加算」の新設を
P15 → 産科・周産期救急の問題点等
P16 → インセンティブ付与は実現したか
P17 → 現場からのお願い
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