産科医療の現況と平成22年度診療報酬改定への要望
■ 女性医師の割合 ①
【海野信也氏(北里大学医学部産婦人科学教授)】
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女性医師の問題の話ですが、これ上段が日本産科婦人科学会の学会員数の年齢別、性別の分布を示しております。
こちらごらんいただくと分かりますが、産婦人科医というのはほぼ例外なく学会員であると考えていただいて結構ですし、非医師の学会員は極めて少数であるということも御理解ください。
この上でごらんいただきますと、女性医師が40代からそれより若い年代で一貫して増加して、一方で、男性の医師数は減少しているということが御理解いただけると思います。
それで、下段で示しますように、20代では60%から70%というのが女性医師であるというのが、今の産婦人科医の実情でございます。若ければ若いほど女性が多いということになります。全体に女性医師はふえております。
【目次】
P2 → 要望の内容
P3 → 分娩施設の減少
P4 → 産婦人科医の減少
P5 → 長時間勤務の実態 ①
P6 → 長時間勤務の実態 ②
P7 → 長時間勤務の実態 ③
P8 → 女性医師の割合 ①
P9 → 女性医師の割合 ②
P10 → 女性医師の割合 ③
P11 → 働き続けられる状況にない
P12 → 産科医療危機の展開
P13 → 産科医療のデススパイラルと脱却
P14 → 「勤務環境確保加算」の新設を
P15 → 産科・周産期救急の問題点等
P16 → インセンティブ付与は実現したか
P17 → 現場からのお願い
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