2009年04月のアーカイブ

<<2009年03月  |   2009年05月>>

2009年04月18日

看護必要度のほんとうのところ。

投稿者: | 投稿日時: 2009年04月18日 18:13

昨日のニュース記事「地方ではナースの数が足りない」は、

1.看護師が地方病院で足りていない現実を指摘し、
2.その対策として「専門的な看護師を中心とするチーム医療」を推進し、
3.それをDPCの“新しい機能評価係数”を使って評価することで、地方の病院をサポートしよう、
4.という1~3の話が、診療報酬を議論する中医協の小委員会で出ました、

という話だったと思います。・・・と、ここまで、あっているでしょうか?私としてはまだ親しみのない言葉や習いたての用語がちりばめられていたので、読みながら頭の整理でいっぱいいっぱいでした。

なかでも、上記の3について、「重症度・看護必要度の改善率」で評価する、それならば現場の負担がない、ということが強調されていました。が、私はそもそも「看護必要度」がどんなものかわからずにつまずいてしまったので、今日はここを理解しつつ、全体の流れを押さえたいと思います。

続きを読む>>

2009年04月17日

薬のネット販売規制とその報道に思うこと。

投稿者: | 投稿日時: 2009年04月17日 20:19

今年の6月に、改正薬事法が施行されるのを前に、「大衆薬がインターネットで買えなくなる」という話が昨年からずいぶん騒がれてきました。

発端は、厚生労働省が「薬事法施行規則等の一部を改正する省令」(今年2月公布、厚労省による概要はこちら)に、“対面販売”を基本とする条項を盛り込んだことのようです。薬には多少なりとも副作用が必ずあるものですから、事前に情報提供が確実に行われることを目的としているとのこと。これによって、対面で情報提供できないインターネット販売は「安全性の確保が難しい」として、まっ先に切り捨てられてしまうらしいのです。


しかしこの話題、これまでの流れを振り返っても、なんだか気になる点がぽろぽろと出てきます・・・。

続きを読む>>

「看護師爪はがし事件」無料動画配信のお知らせ

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年04月17日 14:58

医療福祉チャンネル774の森まどかさんより以下のお知らせをいただきました。
代わってエントリーします。


続きを読む>>

2009年04月16日

パブコメ「臨床研修の見直し(案)について」を提出しました

投稿者: 中村利仁 | 投稿日時: 2009年04月16日 16:53

 いつも大変お世話になっております。

 今般取りまとめられました「医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の一部を改正する省令及び関連通知の一部改正(案)について」につきまして意見がありますので、下記の如く提出いたします。


***

続きを読む>>

「外来縮小」の施策はなんだったのですか。

投稿者: | 投稿日時: 2009年04月16日 13:47

2008年度の診療報酬改定で、病院勤務医の負担を軽減すべく、いろいろ施策がとられたことは頭の片隅に記憶しています。たしか産科ではハイリスクの分娩に加算する措置がとられたような・・・(ほかにもいくつかあったのかもしれませんが、詳しいことはきちんと把握していませんでした)。

今日のニュースでは、そうした施策の効果が、現場の医師にもあまり実感できていないことを示すものでした。


加算した=お金が投じられた、にもかかわらずその効果があまりないなんて・・・。ちょっと聞き逃せないことです。どこに問題があったのか、気になります。そこで今日はこのニュースについて見ていきたいと思います。

続きを読む>>

2009年04月15日

授業開始です

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年04月15日 23:04

昨日から新年度の授業が始まりました。

学科再編成があって、日常使用する机やロッカーが配置される教職員室の建物が変わりました。
でも授業をする学生(医療系)の部屋は元の建物のままなので、10分の休憩時間毎、教室と居室間を移動するのは不可能です。
印刷物や卒研で使用した資料、給湯室においてあるカップや上履きなど、どこに納めておくのがよいのか、荷物をあっちでもない、こっちでもないと細かなことに迷いながら、動線に無駄が多い一日でした。

続きを読む>>

共通の言語を使ってください。

投稿者: | 投稿日時: 2009年04月15日 16:28

医師の過剰労働によって医療崩壊が引き起こされている昨今。医師の過剰労働が発生してしまう実質的な理由はたくさんありますが、それをある種、正当化してしまっているのが医療法の「宿直」の規定なんですね。今日のニュース記事で知りました。

昨日の参院厚労委員会で梅村議員が、医療法上の「宿直」と、労基法上の「宿日直」の定義が異なることを指摘しました。ひとことで言ってしまえば、前者のほうが圧倒的にゆるく(=医師の負担大)、後者は病院にとってはクリアが厳しいもの。その指摘を受けた舛添大臣は、「4月以降、医師不足や労働環境改善のための施策の武器に、労基法を使おう」との旨、述べたそうです。医療法を改正して、要は、定義を労基法の「宿日直」に統一しようということですね。


それにしても、医療ってこういうことが多いから、一般の人はますます議論に入りづらくなるんじゃないか、って気がします。

続きを読む>>

医学生が署名しない”怪”

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年04月15日 09:07

今朝の朝日新聞朝刊「私の視点」に東大医学部4年・竹内麻里子さんの投稿が載っていた。
ロハス誌次号でも扱う臨床研修制度見直しについての意見だ。
彼女は、拙ブログでも何回か紹介している『医師のキャリアパスを考える医学生の会』の中心メンバーとして11日の「志民の会」でも登壇していた。

続きを読む>>

2009年04月14日

DPC? 調整係数? なんのこと?

投稿者: | 投稿日時: 2009年04月14日 14:02

昨日の「ニュース~医療の今がわかる」の記事は、「DPC、『調整係数』廃止で大混乱?」でした。しかし医療制度の超ビギナー的には、「私の頭がまず大混乱」となってしまったので、この記事をどうにか噛み砕いていきたいと思います。

まず、記事の冒頭でDPCとは「入院費の包括払い」とあるのですが、これを「自分が入院したら、費用は全部まとめて支払わなきゃいけない」と読んでしまった私のような方は、ぜひ、このブログの続きをお読みいただければと思います。

あるいは、「調整係数?なんのこと?廃止されて自分に何の関係があるんだ」と思われた方、そしてそれにお答えいただけそうな方も、ぜひ続きをどうぞ。

続きを読む>>

2009年04月13日

おっかなびっくり、昨日のつづき。

投稿者: | 投稿日時: 2009年04月13日 06:25

昨日、思いつくままに、“患者として”、勝手なことを書いてしまいましたが、今日も懲りずに書いてみようと思います。

私ごときに何だかんだと取るに足らないコメント(と、思われてしまうかな、と。私としては、私なりに考えているつもりなのですが)をつけられるのは、どう考えても面白くないことと自覚しつつ、「ニュース」でなく「ブログ」であることを盾に、実際、自分がコップの内と外どちらかといえば外側であることを理由に、思ったままを書きます。

というわけなので、数々の間違い等については、ぜひご指摘ご指導いただければと思います。

続きを読む>>

2009年04月12日

新入生歓迎会

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年04月12日 22:50

今日は、町内子ども会育成会の新入生歓迎会でした。
新1年生は9名、全部で約600戸の町内で、
育成会会員の小学生はちょうど今年50名です。

約10年前、全体戸数は現在より少なかったにもかかわらず、
育成会会員は250名近くいたそうです。公民館1階と2階を全部使っても入りきらなかったとか。
10年で5分の1になるとは・・・
会員数減少に伴って活動内容も大きく変わりました。

続きを読む>>

医療志民の会に行けなかった患者として。

投稿者: | 投稿日時: 2009年04月12日 19:56

昨日開かれた医療志民の会の設立シンポジウム、残念ながら私は出席できませんでした(急に、というのでなく、当初から駄目だったのですが)。それでも、ニュースでの報告は非常に興味深く読みました。

ご存知いただいている方もいらっしゃるかと思いますが、私は医療者と同じ研究室で働いていました。今もまだ少し、お仕事をさせていただいています。それでも今回はそういった自分の事情もあえて捨て去って、いつも医療機関と医療関係者の方々にお世話になっているひとりの患者として、身勝手な感想をここに書いてみたいと思います。

続きを読む>>

 1 |  2 |  3 | 4|  5 |  6 | All pages