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DPC病院のグループ化、報酬格差を付ける意図はない?

■ 「図の調整係数があまりにも大きすぎ」 ─ 北村委員
 

[北村光一委員(経団連社会保障委員会医療改革部会長代理)]
 全くトンチンカンかもしれませんけれども......。

 ▼ 北村委員は支払側。

 今の企画官のお話によると、新たな「基礎係数」というのは、診断群分類報酬の水準的な意味も入っているというお話でしたから......、ちょっとですね......。

 (資料)「総─3─1」の9ページと......、それから......。
「調整係数」のイメージ図.jpg 資料の「総─3─2」の7ページの図との関連はどういう風になるんでしょうか?

 7ページだと、「調整係数」があまりにも大きすぎて......。これ、全収入でしょうかね、これ?
調整係数見直し後0113.jpg ▼ ふつうはそう思う。しかも、「調整係数」を置き換える「基礎係数」について迫井企画官は先ほど、「各グループごとに分けたとしても基本的にはそのグループ内の出来高相当の平均値に設定いたしますので、基本的には出来高並びの平均値の診療報酬はある意味、少なくとも保証される形になります」と述べているし......。

[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
 はい、企画官、どうぞ。

[保険局医療課・迫井正深企画官]
 はい、医療課企画官でございます。(上段の)「総─3─1」の9ページの図でございますが......。これは現行制度でございますので、見直し後のイメージと厳密に一致するということではございません。ございませんが、えー......。

 ▼ わからん。誰か理解できる人がいましたら教えてください......。

 「総─3─1」の9ページの図で言わんとするところは、これは全体の平均値でございますが、全体をおしなべたと言いますか、全体の合算値と言っていいんだろうと思いますが......。

 (9ページの図)グリーンの所(診断群分類点数表による診療報酬水準)が大体、えー......、直近の出来高相当に該当する診療単価でございます。

 それを「調整係数」で調整して、ブルーの所がある意味、調整されていますという図です。

 それをもし、同じような......。厳密に言いますと若干違う部分もあるんですが、「総─3─1」の9ページのグリーンがおおむね、オレンジ......。

 ▼ オレンジって、どっちの図? 「基礎係数」のこと?

 オレンジ......、すみません、オレンジ+ローマ数字「(機能評価係数)Ⅰ」ですね。「(機能評価係数)Ⅰ」に該当する部分になります。

 ▼ 上段の図のグリーンの部分(診断群分類点数表による診療報酬水準)=「基礎係数」+「機能評価係数Ⅰ」ということ? とすると、「調整係数」を「基礎係数」に置き換えるわけではなく廃止? 調整的な役割は「一定幅」でやるということ?

 (嘉山孝正委員が挙手)

[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
 はい、どうぞ。 

 
【目次】
 P2 → 「私どもで資料を作らせていただいた」 ─ 厚労省
 P3 → 「今後さらに具体化の作業を進めたい」 ─ 西岡分科会長
 P4 → 「新しい提案であり一番議論になるだろう」 ─ 遠藤会長
 P5 → 「ぜひやっていただきたい」 ─ 西澤委員
 P6 → 「22年度改定後は白紙との決定だった」 ─ 厚労省
 P7 → 「意図的に階段状にする趣旨ではございません」 ─ 厚労省
 P8 → 「やはり基本的な部分がある」 ─ 厚労省
 P9 → 「中小の医療機関にとってさらに厳しい」 ─ 鈴木委員
 P10 → 「グループで分けた方が適切」 ─ 厚労省
 P11 → 「図の調整係数があまりにも大きすぎ」 ─ 北村委員
 P12 → 「どうやって『基礎係数』を決定するのか」 ─ 嘉山委員
 P13 → 「差があることが実は健全ではないか」 ─ 嘉山委員
 P14 → 「特定機能病院だから一塊ではない」 ─ 西岡分科会長
 P15 → 「検証の仕方が足りないのではないか」 ─ 嘉山委員
 P16 → 「調査、分析については合意が得られた」 ─ 遠藤会長

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