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入院、外来、在宅医療について(総論) ─ 質疑応答

■ [診療側] 在宅療養支援診療所等
 

[鈴木邦彦委員(日本医師会常任理事)]
 ええと、少し細かいところにいって申し訳ありませんけれども、述べさせていただきます。えーと、まず、あのー......、37ページの「地域に密着した病床」なんですが......

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 ま、これは、前回の改定のときに......、ま、議論がいったん出たんですけど、なかなかいい指標がなくて。基本的なところなんですが。まあ、今回、あの、色々考えられてこられたと思うんですけど、実際にどういうところなのかですね。

 この、38頁には114医療圏とか書いてあるんですけど、どういう所なのか。前回は、単にこれが出てきて、こう、かなりイメージがですね......、あって......

 例えば、医師数、看護師数だけでみると、大都市の近郊なんか入ってしまうというようなことがあったんですけども、そういうことも、まあ、実際、具体的にですね、もう少し実際の医療圏とかが分かるようにしていただければ、これから少し進めやすくなるのかなあ......、というふうに思います。

 ええと......、えー、81ページの「在宅療養支援診療所・病院」なんですが......。

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 この「検討の視点」というように書いてありますけれども、これ、現状ではですね、確かにそのお......、在宅に特化した在宅専門診療所があったら、その......、地域なんかでは何か......合わせているという現実もあるんでしょうが......。

 まあ、これから非常に在宅を面的にとめていく場合には、在宅特化型というのは、むしろ特殊な例にならないといけないと思いますんで、そういう意味では、この1番の「在宅医療特化型」という在宅専門の診療所、あるいはその、周辺に診療所がなくて、在宅療養支援病院が自ら行うというのは......、これはなんか昔のですね、前回の前の改定のときの11か所のようなイメージかもしれませんが......

 これは非常に少ない例なんで、こういうものを例に出してくるというのは、まあ、2番にまとめられている中にいろんなタイプがあるんじゃないのかなー......というふうに思います。ま、普通の診療所がどうやって在宅をですね、......(再現不能)......、いろんな視点で考えていただけるといいのかなと......。

 例えば、「在宅療養支援病院・診療所」を取るかとらないか、あるいは「在宅療養支援病院」の中でも後方支援だけをするのか、あるいは自ら在宅支援をするのか、あるいは病床の問題ですね、数の問題。

 それから、「在宅療養支援診療所」を単独でやるのか、連携でやるのか。そういう......。それから、単独でやるにしても、在宅だけでやるのか、専門型でやるのか、あるいはその......、外来もやるような普通のタイプでやるのか、あるいは在宅専門で、本当に単独でですね......、やるのか、それとも医師会。

 例えば、医師会なんかに入ってですね、その連携の一翼を担うような形でやるのかですね。あるいは、この......、普通の診療所や中小病院もどんな形で、そういう地域のですね、24時間365日の仕組みに入るのか、もうちょっとですね、あの......、むしろ、2番のほうを細かくしたほうが分かりやすいのではないかというふうに思います。

 それから、あとはあの......、34ページのところ。ま、安達委員もおっしゃって......いただきましたけど、これはあの......、そうですね......、えー......、適応......

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 「特定除外」のところですけども、これはあの......、「なんでこんなに多いんだ」という......、結局、移せる人を移した後で、残った人と比べているということと......

 それから、この「項番不明」の、記載がないということですが、これはあの何かのときも話したと思うんですが、非常にこう、書き方、どうやって書いていいかですね、はっきりしないような今まで(やり方)があって、そのままですね、審査も通るということが多かったのですが......

 まず記載要領で記載の周知を徹底するというのが先で、それが書かれてないから、「項番不明」をどうこうみたいな議論はちょっとこう......、なんて言うか、形式犯を重罪にするような、ちょっとですね、あの......、問題があるというふうに思います。

 ▼ ここで、ようやく辻副大臣が入室。

 それから47ページの診療所医師の診療時間......、時間外の調査ということなんですが......

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 これはですね、ここでなぜ診療所の先生が出てきたのかなという気がしますが......、えー......、まああの、当然ですね、年齢的に、まあ、ご説明はいただいたんですが、あの......

 年齢的にも、病院の勤務医と診療所の先生では違ってきますし、日本医師会のデータを見ましてもですね、同じ年代で比べますと、確かに20代、30代では病院勤務医のほうが労働時間が長いんですけども、40代、50代になると、むしろ診療所の先生方のほうが長くなるということで、必ずしも......、えー......、簡単ではないというデータが出ておりますけど......

 その辺は、説明は分かるんですが、............ませんので、......(再現不能)............提供いたします、提供させていただきますが、そこはですね、誤解のないようにお願いしたいと思います。

 基本的にあの......、私はあの、日本の医療というのは、非常にあの、そういうことで充実してきたものだと思いますので、ぜひ、そのいいとこを残しながら、超高齢社会にどう、そんなにあまりコストをかけないで......(再現不能)......を活用して適用していくかということを考えていただけたらと思いますし、我々診療側がお示しした資料なども、必要があれば使っていただけたらと思います。以上です。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。はい、邉見委員、どうぞ。
 

【目次】
 P2 → [診療側] 地域特性への配慮
 P3 → [診療側] 「地域に密着した病床」の意味
 P4 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P5 → [診療側] 改革シナリオ等
 P6 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P7 → [診療側] 改革シナリオ等
 P8 → [支払側] 「地域一般病床」の算定根拠等
 P9 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P10 → [公益側] 中医協の審議範囲等
 P11 → [診療側] 改革シナリオ等
 P12 → [厚労省] 「具体的なご質問にだけお答えしたい」
 P13 → [診療側] 療養病床の削減方針
 P14 → [厚労省] 「亜急性期に3つが混在している」
 P15 → [診療側] 在宅療養支援診療所等
 P16 → [診療側] 「地域に密着した病床」等
 P17 → [支払側] 診療科別の医師数等
 P18 → [公益側] 診療計画の公表等
 P19 → [診療側] 改革シナリオ等
 P20 → [支払側] 改革シナリオ等
 P21 → [診療側] 診療報酬改定の重点課題
 P22 → [診療側] 改革シナリオ等
 P23 → [厚労省] 「先を見越した課題に取り組んでいく」

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