入院、外来、在宅医療について(総論) ─ 質疑応答
■ [支払側] 「地域一般病床」の算定根拠等
[中島圭子委員代理の伊藤彰久氏(連合生活福祉局局長)]
代理の伊藤です。ご指名いただきましてありがとうございます。本日の資料で、外来診療などはやはり大規模病院ですとか、大学病院において相当な負担になっているというようなことを分かりやすく教えていただきまして......
専門的な医療を受ける機会を得る、または医療費の効率化、また勤務医の皆さんの負担、看護師の負担、こういう観点からも機能分化というのは進めていくべきだと思っております。
資料的に言えば、この外来の前に病床区分の話が出てきているわけですけれども、これも含めてですね、機能分化というのはやはり進めていくというのが(社会保障と税の)一体改革成案だということもございますし、これまでの(社保審)医療部会で積み重ねてきた議論でもありますので、さらに一層、機能分化を推し進めていくという必要があると思っております。
しかし、ここでも時折議論になっております......、えー......、その......、必ずしも医療資源がですね、十分にあるわけではないという地域のことはやはり考えておかなければいけないと思っております。
▼ 看護師らの労働環境を守るのか、病院経営を優先するのか。前回改定では、日本看護協会副会長(当時)の坂本すが専門委員に中島圭子委員(日本労働組合総連合会総合政策局長)が加勢して、病院団体の委員と対立した。ところが、伊藤氏の「医療資源が十分にあるわけではない地域」という発言を聞く限り、やや病院団体に寄った発言に聞こえる。
その意味で、今回の「地域一般病床」の......、この......、在り方について、今回示されておりますが、その点では、医療提供が46ページ(ママ)の「(入院医療の機能分化に向けた課題と今後の)方向性」の論点の一番下のポツにございますが......
「医療提供が困難な地域等において、地域に密着した病床での対応を行うために」......、こういった......一体的なですね、病床という、そういう区分も考える必要があるのではないか、というのは一定の理解をできるところであります。
その点でちょっと、1つ事務局(保険局医療課)に改めて、お恥ずかしいんですけど......、勉強不足で教えていただきたいんでございます。24万床っていう......、「地域一般病床」の......、その算定の根拠っていうのは、どういうようになっていたのかというのを、ちょっと改めて教えてちょっといただければと思ってます。以上です。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
はい......
▼ 会長右隣の牛丸委員が先ほどから挙手しているが、発言内容の想像が付くのか指名しない。支払側の北村委員も挙手している。
それじゃ、北村委員。
【目次】
P2 → [診療側] 地域特性への配慮
P3 → [診療側] 「地域に密着した病床」の意味
P4 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P5 → [診療側] 改革シナリオ等
P6 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P7 → [診療側] 改革シナリオ等
P8 → [支払側] 「地域一般病床」の算定根拠等
P9 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P10 → [公益側] 中医協の審議範囲等
P11 → [診療側] 改革シナリオ等
P12 → [厚労省] 「具体的なご質問にだけお答えしたい」
P13 → [診療側] 療養病床の削減方針
P14 → [厚労省] 「亜急性期に3つが混在している」
P15 → [診療側] 在宅療養支援診療所等
P16 → [診療側] 「地域に密着した病床」等
P17 → [支払側] 診療科別の医師数等
P18 → [公益側] 診療計画の公表等
P19 → [診療側] 改革シナリオ等
P20 → [支払側] 改革シナリオ等
P21 → [診療側] 診療報酬改定の重点課題
P22 → [診療側] 改革シナリオ等
P23 → [厚労省] 「先を見越した課題に取り組んでいく」