入院、外来、在宅医療について(総論) ─ 質疑応答
■ [診療側] 「地域に密着した病床」等
[邉見公雄委員(全国公私病院連盟副会長)]
あの......、外来患者の受け入れ数というのは、スライド61になると思うんです。一般の総外来患者は1億3394万人なんですか、延べで......。
このときには病院は、大体......30%余りで、初診でも30%弱なんですが、この診療時間外の受診になると一挙に2倍ぐらいになって57%になるんですね。ここが、私は一番の、その......、地方の小さな病院の勤務医の疲弊っていうか、数名しかいないのに、夜、ものすごい頑張ってはいけない......、夜っていうか、時間外ですね。ここが一番問題なんではないかと。
だから、先ほど「地域に密着した」医療機関というのがありましたけれども、私ちょっと、日医総研のあのワーキングペーパーを見る前までは、たらい回し比率っていうのを考えてたんです。あれは承知しないと...... (笑)
そうすると、田舎だから受けざるを得ないと。だから、町の方がたらい回しが多いんですね。東京とか大阪のほうが圧倒的に。ほかが受けれるから、自分のとこ受けなくてもいいんじゃないかということで、そういうふうなことで、ここのやっぱり57%というようになると同じようにですね、その、夜間時間外に、もうよそへ出す、送れないというふうな所が一番の、地域密着なんではないかなあーというふうに思います。
それから、またここは、やっぱり小さい医師会は無理だと思いますけれども、中規模以上の医師会であれば、夜間時間外の診療所を全部つくってほしいなーと思うのが、私の、病院勤務医としての希望です。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
ありがとうございました。ほかにいかがでしょうか。はい、花井委員どうぞ。
【目次】
P2 → [診療側] 地域特性への配慮
P3 → [診療側] 「地域に密着した病床」の意味
P4 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P5 → [診療側] 改革シナリオ等
P6 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P7 → [診療側] 改革シナリオ等
P8 → [支払側] 「地域一般病床」の算定根拠等
P9 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P10 → [公益側] 中医協の審議範囲等
P11 → [診療側] 改革シナリオ等
P12 → [厚労省] 「具体的なご質問にだけお答えしたい」
P13 → [診療側] 療養病床の削減方針
P14 → [厚労省] 「亜急性期に3つが混在している」
P15 → [診療側] 在宅療養支援診療所等
P16 → [診療側] 「地域に密着した病床」等
P17 → [支払側] 診療科別の医師数等
P18 → [公益側] 診療計画の公表等
P19 → [診療側] 改革シナリオ等
P20 → [支払側] 改革シナリオ等
P21 → [診療側] 診療報酬改定の重点課題
P22 → [診療側] 改革シナリオ等
P23 → [厚労省] 「先を見越した課題に取り組んでいく」