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ニュース〜医療の今がわかる

入院、外来、在宅医療について(総論) ─ 質疑応答

■ [厚労省] 「先を見越した課題に取り組んでいく」
 

[厚労省保険局医療課・鈴木康裕課長]
 あのー......、ある意味で答えにくいですけど。確かにあの、今までご議論いただいている毎回の改定がいろいろとそのー、時々の、まあ、小手先なり当面見えることだけではなくて、もう少し先を見越した、あのー、私ども一定程度の共通認識の下に、各個別の課題に取り組んでいくというのは、私も必要であると思っていますので。

 あのー、まあ、どういう形で、この共通認識を確認していただくかという方法論の積み上げかもしれませんが、まあ、そういう路線で我々のほうとしても努力をさせていただきたいというふうに思います。

 で、ちょっとこの場をお借りして、先ほどあのー、邊見委員から、ご指摘のありました、医療保険部会なり医療部会でお示しした、私どもの今後の基本的な視点等のお話でございますが、ちょっと、あのー、説明ぶりが、私も悪かったのかもしれませんが......

 ▼ 会場に課長の声がガンガン響いている。最初からこの音量なら、もっときちんと原稿に起こせたのに......。

 毎回、基本的に4つの視点と、それから、1つないし2つの重点課題というものを出しています。

 で、私どもの提起の仕方としては、この4つの視点というのは「充実した領域を充実する」とか、「患者さんの目からみて質の高い医療をどうやって実現していくか」とか、あとは「介護と医療との連携をどうしていくか」とか。

 そういう4つの視点を変える必要がありますか? それとも今のまま行きますか? と言ったときに、ほとんどの委員の先生方が、まあ、「こういう4つの大きな視点は変えなくていいだろう」と。ただし、「その中にある具体的項目は私ども(委員)の間で変えるという場合もある」と。

 で、もう1つは、さっき「外科がなくなった」とおっしゃったのは、重点課題が2つあります。重点課題は今後、これから抽出していきます。今、我々が持ってきた重点課題は提起した問題で......

 そういう意味では、昨年の重点課題の1つとして「救急、産科、小児、外科等の医療の再建」というものがありました。これを、また引き継ぐようになれば、それはまた当然でございます。

 我々として、これを削ったという意味ではなくて、すべてのものの中から今年の......、「今回の改定の重点課題として何を挙げましょうか?」ということを、これから議論していただくということです。失礼いたしました。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい。ありがとうございました。あの......、この議題につきまして、かなりいろいろ議論をして、ご意見を出していただきましたので、まあそろそろ、これくらいにさせていただきたいと思います。

 で、一応整理させていただきますと、安達委員のほうからご発言ございましたように、これまでは次期改定に集中して議論をしていて、まああの、「それが終わればよし」ということで、残された課題は先送りを続けてきたわけでございますけれども、少し、中長期的に展望をもって、それを踏まえた上で議論をしていこうということで、その方向についてはご異論はなかったということです。

 まあ、中身につきましては、細かい点をどのようにするかということについて、ま、これからさらに詰めていくところもあろうかと思いますけれども。

 えー、今日出された具体例について特段、異論は......、大きな異論はなかったというふうに思っております。ま、ただ、あのー、これを踏まえて今後、各論の議論に入っていくということでございますけれども、あのー、白川委員や何人からございましたけれども、まあ、あのー......

 要するに、次期改定で何をするのかという、そうした時間軸に従った形での論点の整理というのが必要であると思いますし、ま、特にあのー、将来にわたる場合には人口推計も含めて、ま、推計そのものの根拠というものがしっかりしなければ議論しにくいということだと思います。

 もう1つは、牛丸委員、えー、また北村委員のほうからもご発言ございましたけれども、ま、中医協でできることと、ま、そのー、中医協が議論する場合の前提になっているほかの医療制度の話と、医療政策という場合には両方含むかと思いますけども。

 そこのところの、まー、これからの議論によっては仕分け、「仕分け」と言ってはよくないかも知れませんから、区分をしながら議論をしていくという必要があろうかというふうに思っております。ま、今日はそういう形で整理をさせていただきまして......

 次回から、より具体的な議論を......、議題を議論したいというふうに考えております。そういうことでよろしゅうございますでしょうか?

 (白川委員ら、うなずく) 

 ありがとうございました。それでは、次なる最後の議題に入りますけども、あの、「その他」の報告に入りまして、えー、事務局の方から資料が提出されておりますので、ご説明をお願いいたします。(以下略)


 
 
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【目次】
 P2 → [診療側] 地域特性への配慮
 P3 → [診療側] 「地域に密着した病床」の意味
 P4 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P5 → [診療側] 改革シナリオ等
 P6 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P7 → [診療側] 改革シナリオ等
 P8 → [支払側] 「地域一般病床」の算定根拠等
 P9 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P10 → [公益側] 中医協の審議範囲等
 P11 → [診療側] 改革シナリオ等
 P12 → [厚労省] 「具体的なご質問にだけお答えしたい」
 P13 → [診療側] 療養病床の削減方針
 P14 → [厚労省] 「亜急性期に3つが混在している」
 P15 → [診療側] 在宅療養支援診療所等
 P16 → [診療側] 「地域に密着した病床」等
 P17 → [支払側] 診療科別の医師数等
 P18 → [公益側] 診療計画の公表等
 P19 → [診療側] 改革シナリオ等
 P20 → [支払側] 改革シナリオ等
 P21 → [診療側] 診療報酬改定の重点課題
 P22 → [診療側] 改革シナリオ等
 P23 → [厚労省] 「先を見越した課題に取り組んでいく」

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