入院、外来、在宅医療について(総論) ─ 質疑応答
■ [支払側] 一般病棟の長期入院等
[小林剛委員(全国健康保険協会理事長)]
えーと2点、申し上げたいと思います。資料、スライド45の実線で囲まれた「入院医療の機能分化に向けた課題と今後の方向性」について。
これは、概ねこの方向でいいのではないかと思います。特に、「今後の方向性」の3つ目の丸の「慢性期の患者の診療報酬体系について整理すべき」というのは、この通りだと思っています。
今、白川委員ご指摘のスライド3(ママ)では、「特定除外患者」の分析で、68%、59%の患者が具体的な状況が不明となっている、「項番不明」ということですけれども......
患者像ができるだけ分かるように、もう少し実態を把握し、「特定除外項目」自体の見直しが必要であれば、その点を検討していただきたいということです。
それから2点目ですけれども、スライド67の「外来受診の役割分担に向けた今後の方向性」について。これも、概ねこの方向でいいと思います。
点線で囲まれた課題の4のポツに、「病院で外来受診した患者のうち『紹介なし』は83%」とありますけれども、厚生労働省として考える診療所と病院の機能分化と現状との間がかけ離れているのであれば、ぜひ在るべき機能分化を促進するような具体的提案を示していただけたらというふうに思います。以上です。
[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
はい、ありがとうございました。
(診療側の安達委員と支払側の北村委員が挙手)
それでは安達委員、どうぞ。
【目次】
P2 → [診療側] 地域特性への配慮
P3 → [診療側] 「地域に密着した病床」の意味
P4 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P5 → [診療側] 改革シナリオ等
P6 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P7 → [診療側] 改革シナリオ等
P8 → [支払側] 「地域一般病床」の算定根拠等
P9 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
P10 → [公益側] 中医協の審議範囲等
P11 → [診療側] 改革シナリオ等
P12 → [厚労省] 「具体的なご質問にだけお答えしたい」
P13 → [診療側] 療養病床の削減方針
P14 → [厚労省] 「亜急性期に3つが混在している」
P15 → [診療側] 在宅療養支援診療所等
P16 → [診療側] 「地域に密着した病床」等
P17 → [支払側] 診療科別の医師数等
P18 → [公益側] 診療計画の公表等
P19 → [診療側] 改革シナリオ等
P20 → [支払側] 改革シナリオ等
P21 → [診療側] 診療報酬改定の重点課題
P22 → [診療側] 改革シナリオ等
P23 → [厚労省] 「先を見越した課題に取り組んでいく」