文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

入院、外来、在宅医療について(総論) ─ 質疑応答

■ [診療側] 診療報酬改定の重点課題


[邉見公雄委員(全国公私病院連盟副会長)]
 あのー、安達委員がした話の関連の話ですが、過去3回の改定は、重点項目、緊急課題というか、前回の社会保障審議会でも鈴木課長が来られまして、今回もそれに、まー、乗ったような内容でいくというふうなご説明をされたと思います。

 で、ちょっと私、帰って読み直してみてたらですね、気になるのは外科が消えてるんです、そこから。ま......、ないんです。私のもらった紙には......。それでですね、もう外科は前回の手術のアップで終わってしまったんだなーと、ちょっと気になりましたんで。

 先ほど嘉山委員もおっしゃいましたように、外科は今のままでいくと、統計学的に言うと、何十年後に全部、日本の外科医はゼロになるんです。まだ減少が続いてるんですね。そういうふうなこともありますので......。

 あ、それから、この間(=前回改定)の手術の評価は、専門医がやるか専門医でもやりにくい、難しいEというだけで、胃がん、大腸がん、乳がん、あるいは胆石という普通の外科医、一般の町の外科医のやる手術は上がっておりません。まだ、持ち出し傾向が続いておりますし、あの、モノと技術の分離......。

 例えば、血管を縫合吻合するのに、いい糸を使わないとそこで血管が詰まってしまうと。あるいは小腸みたいな細いものも、底が縮まっている、狭窄して、ものが通りにくくなるというふうなんで、いい糸を使うと、それも持ち出しになると。技術料を一番......、糸代が要るというふうなことを次にやるというふうに確か決まっているはずですので......。

 この、外科というところが私のにはなかったので、ぜひ、再確認しておきたいというふうに思います。よろしくお願いします。

 (嘉山委員が挙手)

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、嘉山委員どうぞ。
 

【目次】
 P2 → [診療側] 地域特性への配慮
 P3 → [診療側] 「地域に密着した病床」の意味
 P4 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P5 → [診療側] 改革シナリオ等
 P6 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P7 → [診療側] 改革シナリオ等
 P8 → [支払側] 「地域一般病床」の算定根拠等
 P9 → [支払側] 一般病棟の長期入院等
 P10 → [公益側] 中医協の審議範囲等
 P11 → [診療側] 改革シナリオ等
 P12 → [厚労省] 「具体的なご質問にだけお答えしたい」
 P13 → [診療側] 療養病床の削減方針
 P14 → [厚労省] 「亜急性期に3つが混在している」
 P15 → [診療側] 在宅療養支援診療所等
 P16 → [診療側] 「地域に密着した病床」等
 P17 → [支払側] 診療科別の医師数等
 P18 → [公益側] 診療計画の公表等
 P19 → [診療側] 改革シナリオ等
 P20 → [支払側] 改革シナリオ等
 P21 → [診療側] 診療報酬改定の重点課題
 P22 → [診療側] 改革シナリオ等
 P23 → [厚労省] 「先を見越した課題に取り組んでいく」


  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
loading ...
月別インデックス