文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

12月4日の中医協 (ブリーフィング) 

12月4日午前6時半.jpg 厚生労働省は12月4日、中央社会保険医療協議会(会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)の基本問題小委員会と総会を開催した。会議終了後に厚労省の担当者が行ったブリーフィング(記者説明)の模様をお伝えする。(新井裕充)

【前回までの中医協】
○ 12月2日の中医協 (ブリーフィング)
○ 11月27日の中医協 (ブリーフィング)
○ 11月25日の中医協 (ブリーフィング)
○ 11月20日の中医協 (ブリーフィング)
○ 11月18日の中医協 (ブリーフィング)


■ 基本問題小委員会① ─ 後期高齢者に係る診療報酬
 

[保険局医療課・佐々木健課長補佐]
 冒頭で、(遠藤)会長から「資料が分かりにくい」というご指摘を頂きました。確かに、非常に......。入院の点数、外来の点数、しかも退院調整、それから処置などさまざまな幅広い部門にわたる点数が入っておりましたので、なかなかその......、(点数に)「後期高齢者」と書いてあるのだけを抽出してご議論いただくのが大変難しかったのではないかという気がしています。

 ちょっとそういう意味では、途中で(佐藤)課長からも申し上げましたが、(後期高齢者に関する)資料を整理して再度ご議論いただく予定でございます。

 ただし、既にいくつか決定というか、ご判断が出たところがございます。例えば本体資料で言いますと、事務局(保険局医療課)が「代表的なものだ」と認識しているものを2ページから並べてみました。

1. 後期高齢者診療料 → 廃止
 「後期高齢者診療料」は高齢者担当医の包括の点数ですが、これについて(議論の)結論から言いますと、廃止の上、こういった「かかりつけ医」の機能とか、病診の分担などについて広く議論すべきではないかというご指摘だったと思いますので、「廃止の上、検討」という結論になったと思います。

2. 後期高齢者特定入院基本料 → 継続審議
 「後期高齢者特定入院基本料」については、「後期高齢者診療料」と違って平成10年からあった点数の名前が変わったということでしたので、過去の経緯を含めて、それから2号(診療)側の(西澤)委員だったと思いますが、いわゆる療養病床とかですね、もしくは「13対1・15対1入院基本料」の議論との整合性と言いますか、「総合的にまとめた形で議論すべきではないか」というご意見もありましたので、そういう形で全体を少し整理して再度議論していただくことになったと理解しています。

3. 診療所後期高齢者医療管理料 → 継続審議
 それから、「診療所後期高齢者医療管理料」については、今日お出しできなかった資料、間に合わなかった資料(があった)ということです。介護保険のほうで非常に類似する点数ができておりますし、それとの関係を見ながら、医療保険としてこういった点数評価が必要かどうかということです。
 これは(佐藤)課長が説明を省かせていただいたのですが、(有床)診療所について既に議論していただいていますが、平成19年まで「48時間ルール」というのがございまして、基本的に48時間しか入院を受け入れないということがありました。

 そういう機能を踏まえて、平成8年から短期入院の評価を行ってきたという経緯もあります。現時点では48時間条項がなくなっていますので、「こういう短期入院的なものが必要かどうか」ということもあります。
 そもそも、有床診療所については全般的に前回議論していただきましたが、「(入院)基本料をどうするのか」という議論もございますので、そちらと併せてこちらの点数の整理を議論していただくほうが望ましいのかなと思いまして、そういうご提示をまた今後させていただこうと思いました。

4. 後期高齢者終末期相談支援料 → 廃止
 それから、(昨年7月から算定を凍結している)「後期高齢者終末期相談支援料」でございますが、これについては廃止(で合意)。ただし、終末期医療について、「若い世代も含めて終末期(医療)はある」というご意見もございましたし、高齢者の終末期(医療)と若人の終末期(医療)というのは、医療や家族の理解等々、さまざまな状況が違うということもあります。

 あと、医政局で「終末期医療のあり方に関する懇談会」がまだ......、会議が今度いつ開かれるか、そういう議論もございますし、もうちょっと丁寧に、再度(診療)報酬の中で点数の評価や位置付けをどうするかを継続して議論するということになったと思います。これは、次々期改定と言いますか、22年改定ではなくその次の(医療介護同時)改定に向けて議論していただくということで、(後期高齢者終末期相談支援料という)点数はいったん廃止ということだと理解しました。

5. その他 → 継続審議
 その他、(後期高齢者総合評価加算など)細かい点数については、冒頭で申し上げました通り、ちょっとこう......、バラバラと並べているだけでは議論していただくのが難しいと思いましたので、もうちょっと論点が明確になるような形で整理した上で再度ご提示をさせていただきたいと思っています。


【目次】
 P1 → 基本問題小委員会① ─ 後期高齢者に係る診療報酬
 P2 → 基本問題小委員会② ─ 介護保険との連携
 P3 → 基本問題小委員会③ ─ 専門的入院治療
 P4 → 総会① ─ 医薬品の薬価収載等
 P5 → 総会② ─ 平成22年度診療報酬改定に関する意見具申

1 |  2  |  3  |  4  |  5 
  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
  • 「認知症 それがどうした!」電子書籍で一部無料公開中
サイト内検索
loading ...
月別インデックス