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"とりあえず"医療でなく、個人に合わせた医療提供へ-オーダーメイド医療シンポ

 中村氏は、遺伝子検査の機器が開発中であることを述べた上で、「遺伝子判定ができれば、『この薬は大丈夫か、問題があるからやめようか』という診断が医療現場でできるようになる」と述べた。オーダーメイド医療の考え方として、「無駄な投薬や、副作用によって発生するマッチポンプな医療費も防げる。必要な薬や医療を必要な患者に薬を届け、QOLを向上させ、医療資源を有効に使える」と示した。

■オバマ大統領がオーダーメイド医療を推進

 さらに、米国では、現在のオバマ大統領が2006年に、国庫補助を付けてゲノム解析研究を進めていくなどオーダーメイド医療推進についての施策を盛り込んだ法案「The Genomics  and Personalized Medicine Act(ゲノム研究と個別化医療法)」を提出していることも説明。「まだ成立していないが、彼は『明確に推進する』と言っている」と述べた。また、臨床試験にアクセスできるがん患者の割合を「現在の5%未満から10%以上に引き上げる」ことなどを明記したオバマ大統領とバイデン副大統領の「The Obama-Biden Plan to Combat Cancer(『がんと闘う』ためのオバマ・バイデン計画)」についても解説。「海の向こうの指導者の言葉を借りないといけないというのも、情けない感じもするが、やはり高齢化社会や医療費高騰を考えると、患者にやさしい医療をどう有効に提供するかを、彼が明確に適切に答えているのが私には驚きでもあり、こういう指導者が国には必要だと思う」と述べた。


(他の講演内容は別記事で)

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