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ニュース〜医療の今がわかる

新型インフル 「厚生労働省を信じてはいけない」

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 17日に開かれた世田谷区医師会内科医会の講演会の模様を簡単にご紹介する。(川口恭)

 司会は日本医師会の代議員でもある神津仁医師。
「本日は新型インフルエンザA/H1N1に関するマネジメントとワクチネーションに関するシンポジウムを開く。色々な情報が錯綜していて、厚生労働省も大臣が舛添さんから民主党に代わって輪をかけて混乱している。本来なら医系技官がきちんと情報発信してくれればよいのだが、現場の医師の立場からすると心もとない現状だ。世田谷区民86万人のかかりつけ医はほとんど我々内科医だと思う。本日は3人の先生に状況を整理してもらって、日常の診療に役立てると共に、区民の命を守るための行政との正しい連携のあり方なども考えてみたい」

 ということで、まずは森澤雄司・自治医大病院感染制御部部長が医学的なことについて説明。その中で一般人でも知っておいた方がよさそうなことを列挙すると

・我先に病院へ行くと、例えば心筋梗塞で倒れたとか交通事故に遭ったとかで普段なら助かる人が、こんな時だったばかりにお気の毒にとなるので、まずはかかりつけ医を持って相談できるようにしてほしい。

・息切れ、呼吸困難、チアノーゼ、意識障害、痙攣などがあった時には救急車を呼んで直ちに病院に。なければ、診療所の開いている時間まで待って、かかりつけ医に。

・迅速検査キットの感度は非常に低いので、感染してない証明には使えない。非感染証明を取りに医療機関へ行かせるというようなことは、医療に対する破壊工作に等しい。絶対にやめるように。

・タミフル(リレンザ)は薬の作用構造上、熱が下がってもウイルスの感染力がなくなるわけではない。早く熱が下がったからといって、その分早く出社したり登校したりしないでほしい。

・社会防衛のためには、かかった人は休むということが最も大切。休むことを容認する風土を作る必要がある。自治医大病院では、発熱した者は勤務を認めないことにした。性善説で証明も何も要らない。特別休暇として、解熱から48時間経過するまでは有休も減らない形で休ませる。保育園などが休みになってしまい出勤できない場合も同様の扱いにする。

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