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ニュース〜医療の今がわかる

山本孝史参院議員インタビュー

――ホームページなどで「進行がん」という表現をお使いになっていますね。

 自分の支持者や知り合いにショックを与えたくないので「進行がん」という言葉を使っています。がんについて詳しい人なら、手術すれば済むような状態でないことはわかると思っています。

 医師に「これからどうしますか」と聞かれたので、「国会議員の活動を続けられる限り続けたい」と伝えました。「では東京で治療した方がよいでしょう。治療のために往復するのは大変だから」と言われて、東京のがん専門病院で1月から4クールの最大投与量での抗がん剤治療を始めました。

 抗がん剤の副作用である骨髄抑制が進んで、4クール目後に、1か月以上の休薬期間が必要となりました。その間に腫瘍マーカーの値がどんどん上がっていきます。病院としては、抗がん剤の最大量投与と休薬期間のパターンを、別の薬で続ける方針でしたので、6月の始めに病院を変えました。今は、骨髄抑制があまり起こらずに生活の質を保てるような抗がん剤治療を週1回行っています。参院本会議があったのは、ちょうど4クール目を終えて、やつれた表情をしていたころでした。

――本会議で代表質問に立ったのは、どういった経緯からですか。

 ここ数年、年金や介護保険など社会保障制度に関する法改正が続いてきました。今年は高齢者医療費の抑制に焦点を絞った健康保険法の改正案を政府が提案しました。これをそのまま通したら、高齢者を見捨てる「姥捨て山」のようなことが起きるだろうと思いました。

 私は平成5年に衆院議員になってから参院と合わせて13年、社会保障政策を主にフォローしてきました。健康保険法の改正も何度も経験しています。「医療制度改革」の歴史を振り返りつつ、医療費抑制策は本当に選択として正しいのか、質問するなら自分しかいないだろうという自負がありまして、それで代表質問をやらせてほしいと手を挙げたんです。私は来年が改選期でもあるので、一つの締めくくりの質問になるかもしれないな、という思いもありました。

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