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地域医療再生基金 県と県医師会が現場の要望を"封殺" 千葉

 今年度補正予算に総額3100億円が計上され箇所付け待ちになっている地域医療再生基金に関して、千葉県医師会が125億円の獲得を目指すことを理由に、「敢えて各二次医療圏に要望ならびに計画を出していただくことは控える」との文書を、総選挙投票2日前の先月28日に会員に送っていたことが分かった。「インチキだ」との強い批判が現場から出ている。(川口恭)

千葉県医師会がファクスで送った文書はこちら。

 医療再生計画を策定する際には「管内のすべての二次医療圏における中核的な医療機関の意見を聴いた上で地域医療再生計画において対象とする地域を選定」するよう、厚生労働省から通知が出ていた。これを意図的にサボタージュしたもので、千葉県も県医師会の確信的共犯だったと言える。しかも県医師会がファクスで送った文章中では2度に渡って直後に行われる総選挙に言及しており、もし旧与党が政権を守った場合には、旧与党候補が議席を取った所に箇所付けすると暗に匂わせたものでないかと見る向きもある。

 計画提出の〆切は10月16日とまだ先のことだが、現段階まで現場からの意見聴取をしておらず、しかもそれを堂々とカミングアウトしてしまった千葉県に100億円が箇所付けされる可能性の限りなく低いことだけは間違いない。ただし、地域医療再生基金そのものが民主党政権で執行停止される可能性もまだ残っている。

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