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ニュース〜医療の今がわかる

「医療安全対策」の報酬はいくら?

■ 「診療報酬点数を分析して議論すべき」 ─ 西澤委員
 

[西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)]
 (前略)基本料の中にいろいろなものが含まれていて、それが曖昧で分からない中でそれをいじるだけでは、決して改善していかない。例えば、「7対1入院基本料」と言うと、一般の方々は誤解して「7対1看護の値段だね」と言うんですね。看護しか入っていないように受け取られている。

 実は私たち医師の技術料である入院時医学管理料も入っていますし、キャピタル・コストも全部入っているんですよ。看護料は一部なんですよ。そういうことすら、一般の方々には分かっていただけない。(中略)

 特に、前回改定から勝村(久司)委員(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)から言われて、(全患者への)明細書の(無料)発行があります。
 明細書が発行されて、例えば「入院基本料」、「7対1入院基本料1555点」とか、「初診料何点」と入っていても、見る方はその初診料の中に何が入っているか分からないし、私たちも示すことができないんです。そういう資料がそろそろあったほうがいいんじゃないかということでございます。

 ▼ ずっと要求しているが、厚労省は断固として拒否。中医協という公開の場で審議しているのに、医療の値段の中身を絶対に見せない厚労省とは一体どういう組織なのだろうか。

 ですから、やはりもう少しきちんとした、それぞれの診療報酬点数の分析から始めて議論する時期に来ているんじゃないか。そういうことです。

 ▼ 極めてまっとうなことを述べているが、なぜこれで論争になるのだろう。不思議だ。白川委員がすぐに反論した。

[遠藤久夫会長(学習院大経済学部教授)]
 白川委員、どうぞ。
 

【目次】
 P2 → 「診療側VS支払側・公益側・厚労省」の中医協
 P3 → 「入院基本料」の議論など優先課題を合意
 P4 → 「積み上げの試算はやりたい」 ─ 安達委員(診療側)
 P5 → 「コスト調査はものすごい手間が掛かる」 ─ 白川委員(支払側)
 P6 → 「診療報酬点数を分析して議論すべき」 ─ 西澤委員(診療側)
 P7 → 「余分な時間があったら、現実的な話を」 ─ 白川委員
 P8 → 「正しい情報を出していく」 ─ 嘉山委員(診療側)
 P9 → 「あるべきコストは何倍にもなる」 ─ 遠藤会長
 P10 → 「挙証・反証という構造で議論を」 ─ 森田委員(公益側)

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