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ニュース〜医療の今がわかる

医師不足に関する見解

上昌広先生資料_01.jpg 「戊辰戦争で負けた地域が極度の医師不足に陥っている」─。医師の偏在は医育機関の偏在と関連しており、医育機関の配置は近代日本の歴史を反映しているとの見方もある。(新井裕充)

 5月13日に開催された文部科学省の「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」で、東京大学医科学研究所の上昌広特任教授が意見を述べた(出典:同検討会第5回の資料、および議事録)。

【安西祐一郎座長(慶應義塾学事顧問)】
 それでは、時間でございますので、ただいまから今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会第5回を開催させていただきます。(中略)

 また、前回の会議がちょうど3月11日に開かれました。それ以来でございますけれども、被災地、被災者の皆様、いかばかりかと思いますけれども、そういう思いを含んで、また続けさせていただければと思います。今日は、鈴木副大臣がご出席でございますが、適宜ご発言もいただければと思っております。よろしくお願い申し上げます。

 今日は、前回に引き続きまして、有識者の方からヒアリングを行わせていただきます。お忙しいところ、長崎県病院企業団企業長の矢野右人先生、岩手医科大学学長の小川彰先生、東京大学医科学研究科特任教授の上昌広先生の3人にお越しいただいております。よろしくお願い申し上げます。(中略)

 東京大学医科学研究所の上昌広先生から、やはり20分程度でお話を伺いたいと思います。後で全体の討論はさせていただきます。よろしくお願いします。

【東京大学医科学研究所・上昌広特任教授】
 よろしくお願いいたします。東大の上でございます。配付資料の、今日は3点の論点を議論したいと思います。次、お願いします。

上昌広先生資料_02.jpg


【目次】
 P2 → 医学部定員削減の見直し
 P3 → 2008年改革の要点
 P4 → 東西格差という問題
 P5 → 医学部の偏在
 P6 → 地域内格差 ─ 愛知県
 P7 → 地域内格差 ─ 徳島県
 P8 → 地域内格差 ─ 茨城県
 P9 → 地域内格差 ─ 千葉県
 P10 → 地域内格差 ─ 東京都
 P11 → 偏在に関する総括
 P12 → 災害と医療 ─ 岩手県
 P13 → 災害と医療 ─ 宮城県
 P14 → 災害と医療 ─ 福島県
 P15 → 連携・集約できない ─ 北海道
 P16 → 未曾有の高齢化を迎える日本
 P17 → 結語

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