厚労省は、政府の経済危機対策を反映した2009年度補正予算案の同省所管分として、4兆6718億円を計上した。今回の柱は雇用対策で、半分以上の2兆5128億円が充てられている。(熊田梨恵)
医師の卒後臨床研修制度見直し案について検討してきた医道審議会・医師臨床研修部会が23日開かれた。この見直し案は、先週まで募集されていたパブリックコメントで各方面から強い批判を浴びており、この日の会議でもいくつかの点に関して複数の委員から繰り返し再検討を求める意見が出た。だが最終的に、この日から部会長になった相川直樹・慶應義塾大学名誉教授が「概ね了承された。ご意見の反映については一任いただいてもよろしいか」と辻褄を合わせた。(川口恭)
民主党の足立信也参院議員は4月21日の参院厚生労働委員会で、2004年に労基署から医療機関への監督指導が集中したことや、国立大学が独立行政法人化したことを指摘し、「この平成16年(04年)には、(パンドラの箱が)実は開き始めた。それならば、実際に必要なコストと医師数、看護師数は正確に推計できるはず」と主張した。(熊田梨恵)
昨日、下記のような催しが浜松市で行われました。
「医療、そしてこの国をどう再生させるか」
~心臓外科医と政治記者の異色対談~
私は、この模様をロハス誌次号に収録するため、司会をしてきました。
会場の方から、使用したスライドを見られるようにしておいてほしいとの要望がありましたので、ブログに専用のエントリーを1つ作りました。ご活用ください。(川口恭)
国は今年10月にも、特別養護老人ホームなどで働く介護職員の賃金など処遇に関する調査を実施する方針を決めた。介護職員の処遇改善などを目的に3%のプラス改定となった2009年度介護報酬改定の内容が、実際に個人の処遇に反映されているかどうかを検証し、次回改定に生かすことが目的だ。(熊田梨恵)
36協定を締結していないことなどを理由に労働基準法違反で是正勧告を受けていた東京都港区の恩賜財団母子愛育会・愛育病院(中林正雄院長)は4月20日、所管の三田労働基準監督署に対し、改善内容について報告した。(熊田梨恵)
08年度補正予算から妊婦健診14回分の費用を完全助成する交付金が盛り込まれた。しかし交付金を別用途に流用し、一部補助しかしていない自治体も多い。自民党が「完全無料」と広報しているために、「無料じゃないのか」と苦情をねじ込まれる産科医院から「何とかしてほしい」と悲鳴があがっている。(川口恭)
いつもロハス・メディカルwebをご覧いただき、ありがとうございます。
ニュースやブログへの活発なコメントにも重ねて御礼を申し上げます。
さて
当サイトでは「ニュース」は記者の取材(一次情報)を基盤とした客観性のある記事
「ブログ」では、当サイトをはじめとする記事類(二次情報)を基盤とした随想という
棲み分けを行っているところですが
ニュースに対して感想に類したコメントが付いてもお答えしようがないことも多く
また記事とコメントが一体になると、限りなく性格が随想に近づいて行く懸念のあることから
本日よりニュースに関してもコメントはブログにて一括してお受けすることといたします。
記事の末尾にコメント欄のリンクをつけますので、そちらへお書き込みください。
今までにいただいているコメントはそのまま残します。
しばらく慣れずにご不便をおかけするやもしれませんが
ご理解のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ロハス・メディカルweb編集長 熊田梨恵
ロハス・メディカル発行人 川口恭
2008年12月末現在の国内の療養病床数は34万496床と、療養病床削減を促す診療報酬改定が行われた06年4月からに比べ、1万7340床減っていたことが厚生労働省の調べで分かった。(熊田梨恵)
東京保険医新聞の09年2月25日号に寄稿し、その後、長崎保険医新聞の09年4月号に転載されたもの。医師向けの文章なので若干難解な部分もあるかもしれないが、ほぼそのまま転載する。経過をお知りになりたい方は、医療事故調に関する厚生労働省検討会の傍聴記を漏らさず掲載し続けてきた(記事下方の関連記事参照)ので、それも併せてお読みいただきたい。(川口恭)
2009年5月号から日本医科大学武蔵小杉病院(神奈川県)での配置がはじまります。
医療法上の「宿直」と、労働基準法上の「宿日直」の定義がそれぞれ異なることが、4月14日の参院厚生労働委員会の答弁で明らかになった。労働基準法で認められる「宿日直許可」で、医療法の「宿直」をさせていたことが、勤務医の過酷な労働条件の原因だったことが改めて確かめられた。この差異を敢えて見ないようにしてきた積年の「大人の解決」のツケは精算を迫られている。果たして、パンドラの箱は開くのか。(熊田梨恵)
舛添要一厚生労働相は4月14日の参院厚生労働委員会で、現在の医療法の「宿直」と労働基準法の「宿日直」の内容が異なっていることについて、「これはみんなで考えて法改正すればいい。まずその作業を、いずれやらないといけないと思う」と述べた。(熊田梨恵)