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ニュース〜医療の今がわかる

「保険診療は既に破綻している」~医療構想千葉 亀田信介氏

kameda1.JPG 13日の医療構想千葉発足記念シンポジウムで亀田信介・亀田総合病院院長が『千葉の医療崩壊 その処方箋は』と題して行った講演のエッセンス。あまり他に聴いたことのない筋立てで、埋もれさせると勿体ないのでご紹介する。(川口恭)



kameda2.JPG【亀田】
 タイトルは処方箋となっているが、実は処方箋はなくて、これからしばらく混乱が続くだろうと思っている。

 大前提が、医療崩壊の根本原因は社会システム全体にあるということ。すべての社会システムが85~90歳の平均寿命に耐えられるようにはなってない。社会システム全体が破綻してきており、その中の一つの分かりやすい部分的現象として医療崩壊を捉えないと、何か策を立てたとしても必ずどこかでスタックする。

kameda3.JPG 戦後の60年で平均寿命は30年も延びた。人類始まって以来初めての夢のような時代になった。不老長寿の薬を手に入れたようなもので、本来であればうれしいことのはずなんだが、現実は必ずしもそうなっていない。

 加齢と共に医療費が増える。65歳を境に急に増えて、75歳以上だと青壮年の8倍。この他に介護費用もある。医療費の半分以上は人件費だから、要するにお金と人手という資源を大量に必要とする時代になったということだ。

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