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「医師の教育を評価する仕組みを」―民主党・梅村聡参院議員

 民主党の梅村聡参院議員(厚生労働委員会「介護・医療改革作業チーム」事務局長、内科医)は4日、「教育というものを評価されるようにする仕組みが必要」と述べ、医療界の教育体制を整備していきたいと述べた。(熊田梨恵)

 今後の民主党の医療政策についてロハスメディアの取材に答えた。「他の業界では、例えばパイロットの教官がいたり、教育大では先生が一年中教えたりしている。医療界は研究や診療の合間に教えているが、そうではなく教えるプロをつくり、それだけで食べていけるようにする予算や配置が必要。医療界にはそういう『指導医』の発想がなかった」と述べた。市立舞鶴市民病院(京都府)で海外から招かれた"大リーガー医"と呼ばれる総合診療医が医師を教育するために常駐している例を引き合いに、教育のみを行う「指導医」のポジションを確立すべきとした。

 また、「日本医師会は医師が増えると競合相手が増えて医師のワーキングプアが増えると言っているが、私たちが言うのはそういう新しい指導医が増えるということ。だから病院の診療報酬を上げると言っているのであって、我々は違う世界を考えている」と述べた。

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