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11月25日の中医協 (ブリーフィング) 


■ 基本問題小委員会⑥ ─ 調剤報酬
 

[保険局医療課・磯部総一郎薬剤管理官]
 薬剤管理官の磯部です。調剤報酬について簡単にご説明いたします。今日はいくつか論点がありまして、若干、(前回11月20日)金曜日のジェネリックの話と同じネタになります。

○ 論点
1 後発医薬品調剤体制加算について、その算定状況と数量ベースでの後発医薬品調剤率に関する薬局の分布状況、さらには、後発医薬品の説明・調剤に積極的でない薬局におけるその原因を踏まえ、算定要件を含めた加算の在り方について、どのように考えるか。
2 長期投薬時における一包化薬調剤料と内服薬調剤料との差を縮めるため、一包化薬の調剤料を見直し、内服薬調剤料の加算として位置付けるなど、患者に分かりやすい点数体系とすることについて、どのように考えるか。
 併せて、長期投薬の増加を踏まえ、現行22日分以上の調剤料が一律となっている内服薬調剤料の在り方について、どのように考えるか。
3 投薬日数の伸びと調剤に要する手間の観点から、湯薬の調剤料の在り方について、どのように考えるか。
4 ハイリスク薬が処方された患者に対して、調剤時に関連副作用の自覚症状の有無を確認するとともに、服薬中の注意事項等について詳細に説明することについて、調剤報酬上の評価をどのように考えるか。
5 調剤基本料の特例(18点)について、時間外加算等や在宅患者訪問薬剤管理指導料の算定に係る処方せんの受付回数上の取扱いをどのように考えるか。
 (論点1は後発品の使用促進の)薬局関係ということで、いわゆる「後発医薬品調剤体制加算」の見直しについてどうするのかという話。

 (論点2は)一包化薬調剤料と内服薬調剤料との格差の問題であり、内服薬調剤料の投薬日数が伸びていることへの対応。それから(論点3は)漢方薬、刻み生薬ですね。それから(論点4は)ハイリスク薬の薬歴の評価。(論点5は)調剤基本料の特例(18点)の処方せんのカウントの仕方の問題について議論していただきました。

 ジェネリックに関してはまた議論が白熱いたしまして、数量ベースに切り替える方向について1号(支払)側は「当然そう考えるべきだ」というご意見が大勢でしたが、「あまりにも手が届かないような所に設定されてしまうとなかなか大変だ」という意見が(安達秀樹委員・京都府医師会副会長や)日本薬剤師会の(三浦洋嗣)委員からも出されて、段階的にどんなふうにやるかということも含めてこれからの議論かなと思います。

 あとはいくつか......。いわゆる経腸栄養剤で「エンシュアリキッド」とか「ラコール」というものがございまして、栄養剤ですので1缶とか2缶とか何缶も飲むような薬なのですが、これが10ミリリットル当たりの薬価が付いているので、これが入ると数量ベースでカウントするときの母数が非常に増えてしまうので、そういった影響をどう考えるかとかですね、そういったお話がいくつかありました。今後、引き続き調整していくということかと思います。

 一包化薬調剤料と内服薬調剤料との問題も確かに非常に格差が大きいということもございまして、この辺の議論も進めていく必要があるだろうという感じです。

 あとはあまり......。投薬日数の伸びへの対応についてはあまり議論が出ませんでした。ハイリスク薬の安全管理については、日本看護協会の坂本(すが)専門委員から「慎重な検討が必要ではないか」とのご意見があったところでございます。

 それから調剤基本料の特例(18点)の扱いについては、受付回数の整理という案を出させていただいたのですが、1号(支払)側、健保連(の白川修二委員)からはそもそも患者さんへのサービスの度合いで評価すべきではないのか(との意見があった)。
 今、40点と18点の2つがあって安いほうに患者さんが流れてしまうというご意見もあってですね、つまり立地とか、大病院の前でかなり一手に受けているようなケースではなくて、サービスの度合いで評価すべきだというご意見もあったところです。

 それから、ハイリスク薬に関して鈴木(邦彦)委員(茨城県医師会理事)からは(在宅患者)訪問薬剤管理指導料の要件に少しつながるのではないかという話がありましたが、ちょっと今後どうするかということがあると思います。

 いずれにしても、今回結論が出たわけではありませんが、ある程度の方向性は見えたものと思っております。今日の内容をまた整理して詰めていくということになろうかと思います。説明は以上です。
 
 
 
 (この記事へのコメントはこちら

 

【目次】
 P1 → 総会 ─ 平成22年度診療報酬改定に関する意見
 P2 → 基本問題小委員会① ─ 歯科診療報酬(在宅歯科医療の推進)
 P3 → 基本問題小委員会② ─ 歯科診療報酬(障害者歯科医療の充実)
 P4 → 基本問題小委員会③ ─ 歯科診療報酬(患者の視点に立った歯科医療)
 P5 → 基本問題小委員会④ ─ 歯科診療報酬(生活の質に配慮した歯科医療の充実)
 P6 → 基本問題小委員会⑤ ─ 歯科診療報酬(歯科固有の技術の評価)
 P7 → 基本問題小委員会⑥ ─ 調剤報酬

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