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ニュース〜医療の今がわかる

12月2日の中医協 (ブリーフィング) 

■ 基本問題小委員会① ─ 入院料(7対1入院基本料)
 

[保険局医療課・佐々木健課長補佐]
 今日は結構盛りだくさんで、まず(資料)「診─1」(7対1入院基本料について)でございます。7対1の(入院)基本料について議論がございました。資料が一杯ありますので、「論点」でどういう議論があったかを再現させていただきます。

○ 論点
1 平成20年度改定後の結果検証によれば、7対1病院については10対1病院と比較して重症度・看護必要度における基準を満たす患者をより多く入院させているという傾向であった。このことを踏まえ、7対1病院についての診療報酬上の評価をどう考えるか。

2 平成18年度改定で、7対1看護配置を評価したが、入院患者の高齢化が進み、認知症を併発した患者の割合が上昇する中で、体位変換や食事介助などの療養上の世話が増え、7対1や10対1病院において看護要員が十分でないとの指摘があるが、これについてどう考えるか。

 論点を2つ挙げさせていただきました。1つは、平成18年度に7対1入院基本料をつくりまして、それで看護師さんの奪い合いというか、そういうことが起きているとのご指摘もありました。
 そういうことに対して、平成20年度改定で「看護必要度・重症度」というのを使って(7対1入院基本料を)算定する病院をある程度適正化していこうということをしたわけですが、「その結果をどう評価していただけるでしょうか」というのが1(の論点)でございます。

 かなりいろいろな議論があったのですが、この論点に関しては遠藤会長にまとめていただきました。「重症度評価」(一般病棟用の重症度・看護必要度に係る評価票)というのを使って、(看護必要度・)重症度(の基準を満たす患者)を急性期病院に取っていただくという方向性自体は良いが、例えば地域によって7対1入院基本料がなかなか取れないような所について、「何らかの配慮が必要ではないか」というご意見もありました。
 これは後ほど、看護配置の所でも同じような議論がありましたので再度そこで説明させていただきますが、この論点1だけを考えれば、こういう「看護必要度・重症度評価という方向性自体は良いのではないか」ということでした。

 もう1つが(論点)2番です。これは、いわゆる「看護補助者」について。現在、13対1、15対1病院は(看護補助加算を)取れるのですが、7対1、10対1(病院)は取れないということになっています。これもいろいろな観点で議論がありました。

 佐藤(敏信)課長からご説明させていただきましたが、高齢化しているので介護的なニーズのある人が増えてきています。今回の資料でも出させていただきましたが、参考資料の25ページ(看護補助者の配置状況)です。
 これ(資料)は以前、勤務医の負担軽減のときにも出しましたが、点数(看護補助加算)は付いていないけれども、「看護補助者」が(7対1、10対1病院で)働いているという実態があります。そういう実態を踏まえると、「7対1、10対1についても看護補助の方を認めていくことが必要ではないか」という方向で議論されたと思っています。

 ただし、「すべて7対1、10対1、全体的に求められるのか」とか、「ある一定の要件で配置を認めることは必要ではないか」という1号(支払)側のご意見もありました。2号(診療)側の委員の中にも、「全体が急に無理ということならせめて10対1」というようなご意見もあったと思います。

 「具体的な適用」と言いますか、「どの範囲で評価していくか、点数を付けるか」ということは今後もう一度議論していただくということになると思っています。


【目次】
 P1 → 総会 ─ 薬価調査および特定保険医療材料価格調査
 P2 → 基本問題小委員会① ─ 入院料(7対1入院基本料)
 P3 → 基本問題小委員会② ─ 入院料(13対1・15対1入院基本料等)
 P4 → 基本問題小委員会③ ─ 入院料(亜急性期の入院医療の評価)
 P5 → 基本問題小委員会④ ─ 入院料(病棟における看護師等の配置1)
 P6 → 基本問題小委員会⑤ ─ 入院料(病棟における看護師等の配置2)
 P7 → 基本問題小委員会⑥ ─ 入院料(病棟における看護師等の配置3)
 P8 → 薬価専門部会 ─ 薬価制度改革に向けた論点整理
 P9 → 薬価専門部会 ─ 質疑応答(薬価維持特例)

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