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12月2日の中医協 (ブリーフィング) 

■ 基本問題小委員会③ ─ 入院料(亜急性期の入院医療の評価)
 

[保険局医療課・佐々木健課長補佐]
 亜急性期(入院医療の評価)でございます。これはいろいろと意見が出ました。「論点」は(資料)12ページ。

○ 論点
1 平均在院日数の短縮化、在宅医療の進展等に伴う後方病床としての亜急性期の病床について、診療報酬上の評価をどう考えるか。

2 亜急性期病床におけるリハビリテーション提供機能について、診療報酬上の評価をどう考えるか。

 (論点1は)「平均在院日数の短縮化、在宅医療の進展等に伴う後方病床としての亜急性期病床の評価」ということです。一番議論のポイントとなったのは、「亜急性期」という言葉、病棟の名称が「ちょっと分かりにくい」ということなのか、それとも「亜急性期という役割を明確に表しているのか」ということについて、まずご議論があったと思っています。

 「亜急性期」というのは要するに病状、病態像なので、中身というよりは......。「回復期リハビリテーション」と言うと、リハビリテーションですからそういうことを中心にしてやるということで、ある程度何をするのか分かるのですが、「亜急性期」というと病像みたいな話なので中身が分かりにくいというところがあったのではないかと思います。

 あとは実際問題、全国でもまだ施設数が......(少ない)。「亜急性期入院医療管理料2」に至っては(届出医療機関が45施設、病床数が)900床ですかね、(前回改定で)できたばかりとはいえ少ないんじゃないかというご指摘もありました。やはり届出可能な病床数の制限(一般病床数の3割以下)など、「非常に制約があるので利用が進まないのではないか」というご議論があったと思います。それについては、「緩和する方向で」という意見がありました。

 一方、(同管理料の)役割の中には......、参考資料48ページですが、在宅復帰(支援)機能など在宅との関連が1つの目標、趣旨として謳われています。
 実際、「在宅復帰」という面では、(検証部会の調査によると)7割以上なので(在宅復帰率6割以上を)達成しているのですが、「在宅医療との連携という役割もあるのではないか」というご意見もありましたので、「亜急性期の入院料を名称も含めて(見直す)か」ということをちょっと、担当レベルとしては思っています。
 (亜急性期入院医療管理料の)役割を明確にして、かつ在宅(復帰のほか)、他病院との連携というものをもっと推進するような方策が必要ではないかというご指摘を頂いたと思っています。またそういう形で整理した上で、もう1回ご議論頂くということかと思っています。

 あと、リハビリテーションの提供機能については(佐藤)課長から資料で説明させていただいています。(参考)資料の60ページ(患者の主傷病)です。(検証部会の調査によると、亜急性期入院医療管理料を算定している室に入室している患者の主な)病名が骨折、関節症等など(整形外科的疾患)が1位、2位にきていまして、運動期リハビリテーション関係の病名の方が多かった。これは初めて調査したので、それが分かったということでございます。

 もう1つの特徴としては、例えば(参考資料の)61ページ(医療処置等の状況)です。さまざまな処置とか経管栄養などをやっている方もある程度(約4%)いらっしゃいます。
 (参考資料)62ページ(回復期リハビリテーション病棟で入院患者を受け入れる際に考慮している点)を見ますと、回復期リハビリテーション病棟では(重篤な)合併症を併発しているとなかなか受けきれないとか、中心静脈(栄養をしていないことを考慮する)などを考えますと、「亜急性期」の入院料の病棟というのは、「合併症を持っている方がリハビリをされる場合の病床という役割もあるんじゃないか」というのが今回の(検証部会の)調査結果で分かったと思っています。

 ですので、亜急性期入院(医療管理)料の病床の特性をより生かすような形でリハビリテーション提供機能というのを評価することを考えてはどうかということですが、ここ(の論点)ではそれほど議論は深まらなかったかなという気はしております。
 データも出させていただいておりますし、論点1の具体的な案を提示させていただくときに併せて中医協でご議論頂く形。この(論点)2は、「あまりはっきりした議論がちょっとなかったかな」という気がします。


【目次】
 P1 → 総会 ─ 薬価調査および特定保険医療材料価格調査
 P2 → 基本問題小委員会① ─ 入院料(7対1入院基本料)
 P3 → 基本問題小委員会② ─ 入院料(13対1・15対1入院基本料等)
 P4 → 基本問題小委員会③ ─ 入院料(亜急性期の入院医療の評価)
 P5 → 基本問題小委員会④ ─ 入院料(病棟における看護師等の配置1)
 P6 → 基本問題小委員会⑤ ─ 入院料(病棟における看護師等の配置2)
 P7 → 基本問題小委員会⑥ ─ 入院料(病棟における看護師等の配置3)
 P8 → 薬価専門部会 ─ 薬価制度改革に向けた論点整理
 P9 → 薬価専門部会 ─ 質疑応答(薬価維持特例)

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