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ニュース〜医療の今がわかる

地域完結型医療の実現を目指して

■ 熊本市内の病院環境
 

【済生会熊本病院院長】
 では市内の医療環境ですが、急性期病院を黄色で表していますが、このような6つの急性期病院があります。

須古先生資料-04.jpg

 その周辺部分に茶色で表している病院がいわゆるリハビリテーションに力を入れている、あるいは慢性期療養型の病床等を併設している病院です。

 熊本のベッドの配分を見てみますと、大体いま急性期の一般病床として使われている病床数と、いわゆるリハビリも含めた回復期、慢性期を含めると、大体半々ぐらいの状況になっていると思います。

 ですから、その辺の施設間の機能と役割分担ができているのではないかと思います。それが成功の1つの原因であろうと思います。

 これで見てみますと、急性期病院の平均在院日数はほとんど11日台なのです。だから11日台でやって、それぞれの特徴を出しながらやっている。ほとんどが救急医療には力を入れていますし、DPCの対象病院になっているので、現在ではいろいろなデータがDPCの解析の中から出てきますので、それでそれぞれの病院の特徴もつかめるかと思います。

 熊本市といっても人口は70万弱で、二次医療圏としての人口は70万弱ですが、実際は県下の半分以上の患者は熊本市に集中しています。

 この中でいろいろな病院がありますが、例えば国立病院機構の熊本医療センターであれば、救命救急センターのほかにいわゆる政策医療としてもやっておられますし、最近では特に救急患者を非常によく受けていただいています。

 この中で熊本医療センター、熊本大学附属病院がちょうど熊本の中心地域、熊本の北側を主に診ている。

 それから熊本赤十字病院は熊本市の東部にありますから、東部と郡部からの患者、私どもの済生会熊本病院が熊本市の西部にありますから、熊本市の西部、あるいは天草など南のほうからの患者がわりと多く来院しているようです。

 この中でも国家公務員共済の熊本中央病院がありますが、ここは独自の病院の戦略というか、ポリシーの下に動いており、ここは入院特化をするということで、要するにすべて紹介状のない患者はお断りするということでやっておられます。当初はかなり批判を浴びましたが、だんだんポリシーがわかってきますと、現在では逆に病院らしい病院という評価も出てきているようです。

 ここのいちばんの特徴は、救急は呼吸器と循環器に関しては私たちが一次から全部診ますという話です。そのほかの病院は大学病院以外はほとんど、一次から二次ぐらいまでを皆さんが診ているということです。ですからほとんどがこういった病院に救急患者は集中しています。
 

【目次】
 P2 → 熊本市内の連携医療の特徴
 P3 → 熊本市内の病院環境
 P4 → 入院患者数比較
 P5 → 「自己完結医療」から「地域完結医療」へ
 P6 → 連携パスの動向
 P7 → 今後の病診(病)連携の課題
 P8 → 連携ネットワークの質の管理
 P9 → 連携医療とは
 P10 → 今後の対策

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