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ヤフーが社員に風疹予防接種の費用補助

 東京を中心とする風疹の流行を受け、ヤフー株式会社は、全社員約4000人を対象に風疹予防接種の費用を上限7000円補助する取り組みを26日から始めたと発表した。(川口恭)

 風疹は、発熱・発疹・リンパ節の腫れなどを主症状とするウイルス性の疾患で、妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる子どもが難聴や白内障など先天性風疹症候群と呼ばれる病気になることがある。国立感染症研究所によると、今年に入ってから17日までに全国で風疹と診断された患者は、去年の同じ時期の22倍の2021人に達した。
 日本の定期予防接種は、1995年3月まで女子中学生のみに接種する方法で行われてきたが、1995年4月から男女とも1歳~7歳半までに接種する方法に変更されている。このため、1994年以前生まれ(31歳以上)1987年以前生まれ(26歳以上)の男性と、制度移行の谷間となった1979~1987年生まれ(26歳~34歳)の女性は風疹の予防接種を受けていない割合が高く、患者の多くがこの年代だという。
 ヤフーは、社員の平均年齢が34歳で谷間世代が多く、また全社員の9割以上が都内の本社に勤務していることから今回、補助に乗り出したという。上限7000円で、多くの場合は社員本人の費用負担なしで接種できる見通し。
 なお、ナビタスクリニック立川の久住英二院長によれば、「1994年1987年以前の生まれの男性は全員が1~2カ月間隔で2回接種、2006年以前の生まれ(19歳以上)1990年以前の生まれ(23歳以上)の女性は全員1回追加接種することが望ましいです」とのこと。
 同様に妊娠中に感染すると危険な感染症として麻疹があり、「2006年1999年以前の生まれの男女問わず、1回追加接種が望ましいです。なので2006年1999年以前の生まれのの人は麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を1回接種し、1994年1987年以前の生まれの男性は、その1~2カ月後に風疹ワクチンを単独で1回接種するのがベストです」と話している。
 「風疹単独のワクチンは製造量が少ないため、MRワクチンを用いることで需給が逼迫せずに済みます」だそうだ。

(訂正:2013年5月30日)ワクチンを接種すべき年齢に関する記述が大幅に誤っておりました。以前の記述に訂正線を引き、後ろに記載し直しました。まことに申し訳ありませんでした。

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