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院内患者会世話人連絡協議会・峯直法副会長インタビュー

院内患者会世話人連絡協議会 峯直法副会長

明日(4日)朝のNHK総合「おはよう日本」で
骨髄バンク制度やドナー登録制度について特集があり
そこで峯直法さんという方が
骨髄移植経験者として登場するそうです。


実は峯さんとは
3月に別件でお目にかかりインタビューしていたのですが
公開する場のないまま記事がお蔵入りしておりました。
ちょうど良い機会なので公開いたします。
明日の放送もぜひ皆様ご覧ください。

――峯さんは、田中(祐次)先生と一緒に『院内患者会世話人連絡協議会』を立ち上げたそうですね。峯さんは、どういったご病気で?


 私は、平成16年1月に悪性リンパ腫と診断され、初発治療で寛解になったものの、その後再発したため平成17年秋に骨髄のミニ移植を受け、回復して現在に至っています。移植ドナーにドタキャンされたといった個人的な闘病の経緯は、『悪性リンパ腫なんて怖くない』(文芸社)という本を出版しましたので、そちらもご覧ください。


――なるほど。ところで、院内患者会とは、どういうものですか。


 一般的な患者会は、疾病ごとに広い地域の患者さんやご家族が集まって、情報交換したり社会に働きかけたりするものですが、院内患者会は病院ごとに存在します。主な役割は、現役の患者さんと元患者、医療スタッフとが一堂に会する場として、「おしゃべり会」を開くことです。


 がんの宣告を受けると非常に大きな衝撃を受けます。絶望感とか、自責の念とか、無力感、疎外感、孤独感、いろいろな思いが交錯します。こういう思いを抱えているのは、病気の治療にとっても良い影響を与えません。その思いを誰かに話すことができたら随分と状況が変わるものです。自分だけではない、全国に、同じ病院に、同じ病気と闘っている仲間がいると知るだけで、元気・勇気・パワーをもらえて、前向きな気持ちを取り戻せるものなのです。私自身が闘病中に、悪性リンパ腫患者会の「グループ・ネクサス」の主催するお茶会に参加させてもらって、強く実感しました。


 特に血液がんの場合、闘病期間が長くなります。短くても数ヵ月、何年もかかることが珍しくありません。そうすると、どうしても精神的に浮き沈みが出てきます。入院中なら、まだ身近に医療者がいますけれど、外来になってしまうと悩みを話せる人が身近にいなくなってしまいます。人間おしゃべりしないとダメで、実際に仲間と会って、元気・勇気・パワーのもらいっこをするのが非常に大事です。自分の殻にこもったら良くなるものも良くならないと思います。そのために実際に集まれる場が必要なのです。

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