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ニュース〜医療の今がわかる

周産期・救急懇談会4

本日は、阿真、嘉山、田村、杉本の4人が欠席。この日は長期的な視野に立った議論とのことで
そんなに急いで報告する必要もないと思われるので、一番最後の舛添大臣の挨拶の所から。

「有馬先生(この日の参考人・東京都頭部療育センター院長)の資料の11頁のことについて先ほども質問したけれど、なぜこんなことを言うかというと、私の前に座っている3人の局長部長の3つの局全部にかかわる話。その他にも個々にご提案があって、素人なりには実現できればいいんじゃないかと思うものも多いのだけれど、じゃあ行政の立場としてはどうすればいいのかといったら3つの局でやらざるを得ないんで、1つのケーススタディとして、どういう答があるのかやってもらいたい。いくらいい議論をしていても、縦割り行政の悪いところが出てきちゃって、これは何何局の担当だからというんではなくて、何かこういうことについては省全体でやる、まさに局あって省なしではなくて、3局で相談して担当課長くらいで話して答出せるのかどうなのかやってもらいたい」

語尾をどの程度の強さにするかでしばし逡巡した挙げ句、「やってみてよ」程度になった模様。でも局長部長3人の後ろ姿は、露骨に嫌がっている。

「消防庁のデータも非常に面白くて、なぜ名古屋でできて、東京や横浜、川崎ではできないのか。こういうデータが毎月我が省にコンスタントに届かないといかん。あなた(消防庁担当者)が悪いというのではなくて、こちらが要求しないのが悪いのかもしれない。名古屋って大都市だ。どこが違うのか。3人の知事の資質の問題なのかどうなのか。もしそうであれば、通達を出す際に、あなたの所はここをこう改善しないとダメだとナショナルガバナンスとしてやらないといかん。ということで、このデータをコンスタントに私にください、我が省にください。そういうことができてないのは、我が省も局の縄張を変えるので、先般報道されたように地域医療推進本部というのが立ち上がることになった。本部長は首相で、官房長官も入って、文部科学大臣も総務大臣も私も入る。地域のことをやるには、まさに省あって政府なしでは話にならない。その地域医療推進本部のしくみを使って連携やるし、我が省の中も縦割りをやめる。テーマ毎の体制であっても、患者・家族・国民から見た時には行政の仕組みなんか関係ないんだから、そういう柔軟な体制を取りたい。ところで、なぜ名古屋がよいのか消防庁は分析しているのか」

消防庁
「搬送側としてだけだが、名古屋は輪番制がしっかりしているのと、最後の砦としての総合周産期母子医療センターが2ヵ所あるらしいが、まず受けてもらえるようだ。大都会だけれど、一つの地域としてのフレーム、ルールが確立できているらしい。我々としてもぜひ省庁連携したい」

舛添
「このデータは宝の山なので我々が活用しない手はない」

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