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入院費の包括範囲の議論を開始したが......

■ DPCで包括評価されている項目 ─ 厚労省の説明
 

[厚労省保険局医療課・長谷川学課長補佐]
 DPC制度は、出来高の点数表を基に各項目の特徴に応じて「診断群分類点数および医療機関別係数による包括評価」と、「出来高による評価」を組み合わせることにより点数を設定している。

 このうち、(医療機関別係数による)「包括評価」の範囲について見直すべきとの意見があったが、どのように考えるか。

DPCの診療報酬.jpg (資料)別紙7(DPCによる診療報酬について)をご覧いただきたい。

DPCの診療報酬=包括評価部分点数(A) + 出来高評価部分点数(B)

包括評価部分点数(A)診断群分類毎の1日当たり点数 × 医療機関別係数 × 在院日数

医療機関別係数 = 機能評価係数 + 調整係数

 「診断群分類毎の1日当たり点数」の考え方は原則として、いわゆるホスピタルフィー的要素(主に医療機関の運営コストで、固定費用部分を反映)であって、医療機関の機能等を評価しているもの以外を包括的に評価したもの。

DPCの診療報酬の内訳.jpg 具体的項目(各番号は別紙の項目番号に対応)は、①入院基本料、④医学管理等、⑤検査、⑥画像診断、⑦投薬、⑧注射、⑨処置、⑩病理診断などがある。

 「機能評価係数」、「出来高評価部分点数(B)」については、説明を割愛する。資料の最終ページ「DPCによる診療報酬の内訳(概要)」をご覧いただきたい。これが最も重要。

 丸囲みが、診断群分類ごとの1日当たり点数で包括評価されている部分。まず、「入院基本料」についてはDPCで包括評価されている。

 次に、医学管理の部門。「手術前医学管理料」、「手術後医学管理料」の部分も包括評価。

 検査については、「カテーテル検査(心臓、肺臓、肝臓、膵臓)」、「内視鏡検査および診断穿刺・検体採取料」は出来高だが、それ以外の検査、例えば、「検体検査判断料」および「検体検査管理加算」は包括評価。

 画像診断は、四角囲み(画像診断管理加算1など)以外の画像診断。

 投薬については、すべての項目が包括評価。注射もすべての項目が包括評価で、「無菌製剤処理料」も含んでいる。

 処置は基本点数が1000点未満のもの、病理診断は「病理標本作製料」も包括。

 さらに、⑪在宅医療、⑫リハビリテーション、⑬精神科専門療法、⑭手術、⑮麻酔、⑯放射線療法については、リハビリテーションまたは精神科専門療法に伴い使用された薬剤が包括評価になっている。

 このような包括評価の範囲について、どのように考えていくのかをご議論いただきたい。

 また、個別の診断群分類については現在、「MDC毎班会議」で分類の見直しの検討を行っている。まず、7月中旬に「MDC班長会議」を予定している。この開催に当たり、先生方から特段のご意見などがあればお伝えしたい。よろしくお願いいたします。

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