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骨髄バンク訴訟 「財団の指導も検討」舛添厚労相

 骨髄移植推進財団に解雇された元総務部長が地位確認などを求めて争っている民事訴訟について、舛添要一厚生労働大臣は8日の衆議院厚生労働委員会で「訴訟に関しては係争中なのでコメントしないが、(略)係争に貴重なお金を使うぐらいなら患者負担を減らしたらどうかということも含めて、どのような形で財団を指導できるかよく検討したい」と述べた。(川口恭)

 社民党の阿部知子氏が「そもそも背景に天下りの構造がある。骨髄バンクという国民に大切な仕事をしている所でトラブルがあるのも良くない。厚労省にしかるべく指導してくれとお願いしてきたのに、事態はどんどん拡大して、天下りの元役員がボランティアを訴えるようなことまで起きている。今ある混乱をよい方向に改善できるように厚労省が指導すべきだ」と質問したのに対して、舛添大臣は「訴訟に関しては係争中なのでコメントしないが、財団には相当の寄付金が入っている。そういう善意が生かされないとすると大変な問題なので、実情を調べて指導すべき点があれば指導したい」と答弁した。

 阿部氏が「地裁で既に判決は出ており、財団が慰謝料も支払わなければならないし、給与も弁償しなければならないことになっている。そういう訴訟を続けていく時に、費用を財団から出すべきなのか。長引かせないべきでないか。このような係争に使われるなどということでは、寄付したくなくなってしまう。一方で係争に使っておきながら、患者負担がこの3年全く下がっていないというのは是認できない」と重ねて質問したのに対して、「係争に貴重なお金を使うぐらいなら患者負担を減らしたらどうかという趣旨だと思うので、そういうことも含めて、どのような形で財団を指導できるかよく検討したい」と、さらに踏み込んだ。

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