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「慢性骨髄性白血病の治療費負担軽減を」患者会が厚労相に約8万6千件の署名提出

舛添要一厚労相(右)野村英昭代表(その隣).jpg 慢性骨髄性白血病(CML)患者らでつくる「CMLの会」の野村英昭代表らは7月17日、舛添要一厚生労働相に対し、グリベックなどによる治療を『高額長期疾病(特定疾病)にかかる高額療養費の支給の特例』の対象にするよう求める趣旨に賛同して集まった8万6700件の署名を手渡した。(熊田梨恵)


 野村代表のほか、全国骨髄バンク推進連絡協議会の大谷貴子会長やCML患者らが大臣室を訪れた。署名は4月半ばから、インターネットや関連の活動団体などを通じて集められた。
 
 野村代表は厚労相に対し、「最近の経済状況で所得が減っている中、患者が困っている。3疾病に慢性骨髄性白血病を加えるよう、ぜひ大臣のご英断をお願いしたい」と求めた。
 
 厚労相は「他の疾病の方との公平性もあるので、できるところからやっていきたい。今年度予算も難病対策は25億から100億円と約4倍になった。そういう流れの中でできるだけのことはやりたい。ここで即断即決とはいかないが、与党に検討をお願いしているところ。景気全体が悪く、保険者の方の保険財政全体も厳しい。診療報酬改定でもそういうことが言えるので、そこも含めてなんとかご要望をしっかり受け止めていきたい」と述べた。

 野村代表は記者団に対し、次のように話した。「個別課題を解決できなくてはトータルのデザインを描けない。要望が分りやすいところから実現していく必要がある。グリベックの薬価が高いことが問題で、これは私たちが関われる範囲を超えている。このように高い国は日本だけで、世界の流れから見てもこんなに高い薬を患者に負担させるのはまともな流れではない。不公平だという指摘もあるが、人工透析やHIV・AIDS、血友病のように指定されている疾病とそうでない疾病があるという現時点ですでに不公平になっている。政局の混乱を理由に先延ばしにしないで、大臣の任期中になんとかしてもらいたい」

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