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"良い子"でない配合剤の薬価を引き下げ ─ 厚労省・薬価算定組織

■ 「特許が切れる前に出るのかを確認したい」 ─ 藤原委員
 

[藤原淳委員(日本医師会常任理事)]
 2点。1つは確認。先ほど小林委員から「特許が切れる前に(配合剤が)出てくる」という発言があったが、これについて回答がなかった。特に、4番から7番(ARB と利尿剤の配合剤)について、実際にそうなのかを確認したい。

 それから、(配合剤の薬価を現行よりも引き下げる場合、配合されている単剤の薬価を下回らないようにするため)「1日薬価が最も高い既収載品の1日薬価を下限とすることが必要」とあるが、この意味が理解できない。
例えば、4番から7番の中で、4番の「プレミネント錠」と6番の「コディオ配合錠」のARBの元の薬価はかなり違う。たぶん、160円と130円台ぐらいだったと思う。これを一緒にするのか......、ちょっとその辺のところを......、分かりにくい表現なので、ご回答いただきたい。

[遠藤部会長(中医協会長)]
 それでは、事務局(保険局医療課)......、加藤委員長? あ、事務局ですか、事務局お願いします。

[保険局医療課・磯部総一郎薬剤管理官]
 ちょっと細かい所なので私から回答させていただく。最初の質問、4番から7番は単剤の特許が切れる段階で出してきたのかというご質問。これについて、ARBの群については、少なくともまだ後発品が出たものはない。「何年に(特許が)切れるか」というのは、私どもで情報を持っていないが、まだ後発品の話は聞いていない。

 (利尿剤の)「ヒドロクロロチアジド」は古い薬なので、先発品も後発品も出ている。ARBは、まだ出てくる気配がないというか、いつ出るかは聞いていない。

 それから、薬価算定組織の意見書の「配合剤の取扱い」の所で、「配合されている単剤の薬価を下回らないようにするため、 1日薬価が最も高い既収載品の1日薬価を下限とすることが必要である」という意味はどういうことなのかというご質問について。

 4番「プレミネント錠」から7番「ミコンビ配合錠」までのうち、「プレミネント錠」で申し上げると、「ロサルタンカリウム」(ARB)と「ヒドロクロロチアジド」(利尿剤)を比較すると、「ヒドロクロロチアジド」は非常に安い薬価になっている。そうすると、(既収載品の1日薬価の合計の)「一定割合」にすると、「ロサルタンカリウム」よりも安くなってしまうということが生じる。

 外国でもそうだが、非常に安い薬価のものを配合したケースについては、高い方の薬価と同じにするというケースがある。例えば、「ロサルタンカリウム」(ARB)と「ヒドロクロロチアジド」(利尿剤)で、0.9掛けをすると、単剤の「ロサルタンカリウム」よりも安い価格が配合剤の薬価になってしまうということがちょっと分かりにくかろうということを申し上げているだけ。

 例えば、ほかの(ARBの)「バルサルタン」とか「ロサルタンカリウム」とか、少し値段が違うが、そういう類似薬の中で高いか低いかを見ながらやるということではない。あくまで、配合されている薬剤の高い方を加減にして、それより低くするのはちょっとさすがにひどかろう、ということで、ここ(意見書)に記載されているということ。

[遠藤部会長(中医協会長)]
 ありがとうございます。藤原委員、どうぞ。

[藤原委員(日医)]
 今の説明で分かった。ただ、この表現では誤解されかねないと思う。それと、特許が切れる時に出てくる......。

 これ、市場に出た時がどれぐらいで......、例えば「ロサルタンカリウム」が(上市されてから)「もう何年になる」とか、それは出せると思うので、それを見たら「そろそろ切れるな」という見当が付く。それを資料として......。

[遠藤部会長(中医協会長)]
 そうすると、それは今すぐでなくてもよろしいだろうか? 上市されてからの期間を知りたいということだが......。

[磯部薬剤管理官]
 ちょっと時間を頂ければ、分かるかもしれない。(中略)

 ▼ その後、質疑の途中で薬剤管理官が回答。「プレミネント錠」の薬価収載は平成10年8月、「エカード配合錠」は平成11年5月、「コディオ配合錠」は平成12年11月、「ミコンビ配合錠」は平成14年12月。

 【目次】
 P2 → 配合剤の取扱いについて ─ 厚労省の説明
 P3 → 「今後、薬価の高い先発品同士の配合剤が出るか」 ─ 小林委員
 P4 → 「医療上、保険上の必要性を示していただきたい」 ─ 山本委員
 P5 → 「特許が切れる前に出るのかを確認したい」 ─ 藤原委員
 P6 → 「掛け率が妥当かを議論していただきたい」 ─ 長野専門委員


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