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心肺停止患者の搬送時間、奈良県が最長-消防庁調べ

 2008年に救急搬送された患者のうち救急隊が心肺停止を疑ったケースで、119番通報を受けてから病院に運ばれるまでの時間が最も長かったのは奈良県の37.7分で、全国平均の32.4分を約5分上回っていたことが、総務省消防庁の調べで分かった。全ての救急搬送で病院収容までの平均時間は35.0分と、心肺停止状態の患者の搬送時間の方が短くなっている。(熊田梨恵)

都道府県別詳細.JPG この調査は消防庁が毎年、救命率の向上を目的に心肺停止状態の患者の搬送や受け入れについて行っているもの。「心肺機能停止」の状態には、119番通報受信時のやり取りから、緊急度や優先度が高いと判断された状態や、現場に到着した時や搬送中に亡くなるなどの状態が含まれている。

 2008年に救急搬送された患者は467万8636人。このうち救急隊が心肺機能の停止を疑ったケースは11万3827人で、男性6万6438人、女性4万7389人。
 
 心肺停止状態の搬送時間が全ての救急搬送時間より短くなっていることについて、消防庁の担当者は「全国の多くの消防機関では緊急度や優先度の高い患者について、救急隊や指令センターから直接医療機関に交渉するホットラインなどのシステムを設けている」と話し、システムが機能することで心肺停止状態の患者の搬送が早くなっているとの見方を示している。

 心肺停止状態の患者について、119番通報を受けてから病院に運ばれる時間が長かったのは奈良県に続いて山梨37.3分、東京36.3分、埼玉36.0分、千葉35.9分などと続いた。全ての救急搬送になると、東京49.5分、千葉40.7分、埼玉40.6分などの順。

病院収容時間.JPG 最も搬送時間が短かったのは福井と福岡で26.6分。これに富山27.2分、沖縄27.6分、滋賀28.1分と続いた。全ての救急搬送では石川27.0分、富山27.2分、香川・福岡27.5分などだった。

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