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ニュース〜医療の今がわかる

12月22日の中医協 (ブリーフィング) 

■ 総会① ─ 平成22年度保険医療材料制度改革の骨子
 

[保険局医療課・佐久間敦課長補佐]
 「平成22年度保険医療材料制度改革の骨子」についてです。先週18日の保険医療材料専門部会で了承された骨子案について、今回の総会にご報告させていただきました。
 内容的には先週申し上げた通りでございますけれども、第1の「基本的な考え方」、第2以降が「具体的内容」になります。(具体的内容の1は)「新規の機能区分に関する事項」について3点ございます(価格調整の比較水準、外国価格参照制度の対象国、外国価格平均の算出方法)。

 (具体的内容の2は)「既存の機能区分に係る事項」について3点です(市場実勢価格加重平均値一定幅方式による価格改定方式、再算定、既存の機能区分の見直し)。

 (具体的内容の3は)「医療材料の安定供給に係る方策」について2つございます(保険適用の取り下げに係るルールの明確化、供給が著しく困難で十分償還されていない特定保険医療材料の手続きの明確化)。

 (具体的内容の)4番は、「歯科用貴金属材料の基準価格の随時改定」。(具体的内容の5は)「その他」として、内外価格差について引き続き検討することと、外国価格参照制度に用いているリストプライス(業者希望価格)の精緻化のための調査などを引き続き行っていくこと。

 (同日の総会では)こういった内容について、事務局(保険局医療課)の迫井(正深)企画官から説明させていただき(大筋で了承されたが)、いくつかのご意見があったと認識しております。

 ご意見として、嘉山(孝正)先生(山形大学医学部長)から、(既存の)機能区分の見直しのところで、特に安全性の観点を入れて(追加記載を)検討していただきたいということでございました。
 これについて迫井企画官がお答えしましたが、例えば(機能区分の見直しの項目の)一番最後に、「機能区分の見直しに当たっては安全性に配慮すること」、「(安全性に)配慮して実施すること」等の案ではいかがでしょうかという話が1つございました。

 もう1つ、鈴木(邦彦)委員(茨城県医師会理事)からのご意見が2つあったと思います。「外国価格参照制度の対象国及び外国価格平均の算出方法について」でございます。
 1つは、(現在4つの対象国に)オーストラリアのような国を次回(2012年度)改定の際に追加することを決めるなど、(現在の書きぶりよりもさらに踏み込んで)そういった文言に修正してはいかがかというご意見があったと思います。
 これについては、「そういった趣旨が何らかの形で入るように修正してはどうか」という話が(迫井企画官から)あったかと思います。

 ▼ 骨子案では、「調査対象国のうち、オーストラリアが我が国の保険償還制度と類似する制度を有する国として、追加の候補と成り得るものと考えられる」とした上で、「我が国とオーストラリアの機能区分制度の相違について、詳細な調査を実施し、その結果等を踏まえ、対象国の追加の措置について、引き続き検討を行う」としている。

 それから、外国価格平均の算出方法について(骨子案では)、「それぞれの国の価格が他の国に比べて非常に高い場合等については(その国の価格を平均から除外するなどの方策について、上記の対象国の追加の措置に併せて実施することを引き続き検討することとする)」と書いてあります。

 この「非常に高い」という水準について、薬価で「5倍から2倍」という議論(変更)がされたこともあって、「具体的に(数字を)入れてみてはどうか」というご意見があったと思います。

 ▼ 新規収載医薬品の薬価を算定する際に外国(米英独仏)の平均価格を参照するが、1か国の価格が平均を大きく引き上げる場合がある。このため、平成18年度薬価制度改革以降、米英独仏国のうち2か国以上のリスト価格があり、そのうち最高の価格が最低の価格に比べて5倍を上回る場合は、当該最高価格を除いた外国平均価格を採用している。
 「平成22年度薬価制度改革」の骨子案ではこのルールを残しながら、「3か国以上のリスト価格があって上記ルールの最高価格の除外が適用されない場合であっても、最高価格が『当該最高価格を除いた平均価格』の2倍を超える場合には、最高価格を当該平均価格の2倍とみなして外国平均価格を算出する」という方法にしている。

 これについて事務局(保険局医療課)からは、「具体的な数字を書くことについて議論が成熟していないのではないか」という話があったかと思います。
 最終的に、(遠藤久夫)会長から、「(保険医療材料専門)部会での今後の審議でこういう数字を出して議論してはどうか」というようなお話があったと思います。

 一応、そういった修正が一部(2か所)ございますが、「遠藤会長に一任」ということで、骨子案は総会でご了承頂いたという形になったと思います。材料の制度改革の骨子については以上でございます。


【目次】
 P1 → 薬価専門部会 ─ 平成22年度薬価制度改革の骨子案
 P2 → 総会① ─ 平成22年度保険医療材料制度改革の骨子
 P3 → 総会② ─ 平成22年度薬価制度改革の骨子
 P4 → 総会③ ─ 後発医療品の使用促進のための環境整備の骨子

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