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ニュース〜医療の今がわかる

中医協再開、「時間も限られた貴重な資源」と新会長

■ 森田・新会長の就任挨拶


[保険局・外口崇局長]
 それでは、「会長の選挙について」を議題としたいと思います。社会保険医療協議会法第5条第1項の規定により、中医協には「公益を代表する委員のうちから委員の選挙した会長1名を置く」こととされています。

 会長につきましては、従来の慣例で申し上げますと、1号(支払)側および2号(診療)側のご意見を伺った上で、委員の皆様のご賛同を得て会長を選任するということになっております。

 今回も、このような方法を採りたいと考えますが、いかがでございましょうか?

 ▼ 「異議なし」との声あり。

 ありがとうございました。そのように進めさせていただきます。まず、1号側の委員からご推薦を頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。

[白川修二委員(健保連常務理事)]
 会長のご推薦につきましては、1号側で事前に協議をいたしまして、公益委員を代表する委員の中から、森田先生を会長としてご推薦したいというふうに意見が一致しております。よろしくお願いいたします。

[保険局・外口崇局長]
 続きまして、2号側の委員、いかがでございましょうか。

[安達秀樹委員(京都府医師会副会長)]
 2号側も同様に協議をさせていただきましたが、1号側ご推薦と同じく、森田委員をご推薦させていただきたいと思います。

[保険局・外口崇局長]
 1号側、2号側とも森田委員をご推薦いただきました。森田委員に会長をお願いするということで、よろしいでしょうか?

 ▼ 「異議なし」との声あり。

 ありがとうございました。それでは、森田委員に中医協会長をお願いいたします。森田会長より、ご挨拶をお願いいたします。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 ただ今、会長に選任していただきました森田でございます。大役ですので、大変緊張いたしております。

 この会長としての重い責任を果たすために、これから精一杯努力してまいりたいと思いますので、委員の皆様もご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 私自身は医学の専門家ではもちろんございませんし、医療経済とか医療政策についても特段、それについて研究してきたわけではございません。

 私の専門は行政学という学問でして、行政一般の制度であるとか政策について長年研究してまいりました。その一環といたしまして、これまでも厚生労働行政におきましても、介護保険制度とか医療保険制度についての研究会、審議会等で委員を務めさせていただきましたし、他のお役所におきましても似たようなことをさせていただきました。

 今回は、そのような関係から中医協の進行役と言いましょうか、まとめ役として期待をしていただいたのではないか、というふうに理解しているところでございます。

 私が思いますところ、現在の医療の分野と言いますのは大変大きな課題に直面していると思いますし、とりわけ先月起こりました大震災の後、さらに大きな課題というものが発生しているのではないかと思っております。

 これまでも、それにつきましてこの中医協では議論してわけでございますが、これから我が国の医療を持続可能な形で維持していき、さらには発展させていくと。それを目指して議論を進めていきたいと思いますし......。

 そこで、中医協におきましては権威のある議論をし、説得力のある主張というものを社会に対して発信をしていくということが必要ではないかというふうに思っております。

 会議の進行についてでございますけれども、私は遠藤・前会長のように委員の発言をですね、鮮やかに整理をしてまとめていくという、そういう能力を持ち合わせていないと思っております。

 そこで、委員の皆様にお願いと言いましょうか、ご提案のようなものをさせていただきたいと思っておりますけれども......。

 1つは、既に嘉山委員の方から時々ご発言があったと思いますけれども、そして先ほども遠藤・前会長からもご発言がございましたけれども、議論はやはりエビデンスに基づいてきちっとしていくと。エビデンスに基づいて論理的に主張していただくと。そのような形で進めていただければというふうに思っております。

 私自身も研究者なので、「なんとなく分かる」とか「あうんの呼吸で」とかというのは、ああいうのは嫌いでございますので、はっきりと主張していただければというふうに思っております。

 2つ目は、私もそう感じておりますし、あの......、公益委員の方々とのお話でもよく出てくるんですけれども、やはり会議の時間というものをもう少し考える必要があるのではないかなと思っておりまして......。

 確かに、「熟議」というのは大変重要だというのは分かりますけれども、時間も限られた貴重な資源でございますので、それをできるだけ有効に使っていきたいということですので、その辺について御配慮いただければというふうに思っております。

 先ほども申し上げましたように、私自身は医療政策とか医療経済の専門ではございません。まあ......、選任されたばかりでこういうことはあれですけれども、遠藤会長のように辞める時には立派なスピーチが、ご挨拶ができるようにしたいと思って勉強してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

 ▼ 森田会長のホームページはこちら。東京大大学院法学政治学研究科はこちら

[保険局・外口崇局長]
 ありがとうございました。それでは、今後の議事を森田会長にお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

[森田朗会長(東京大大学院法学政治学研究科教授)]
 はい、それではよろしくお願いいたします。(中略)
 
 ▼ 同日の議事次第はこちら。議論が紛糾することなく、たんたんと進行した。
 
 
【目次】
 P2 → 遠藤・前会長の退任挨拶
 P3 → 印南、堀委員の就任挨拶
 P4 → 森田・新会長の就任挨拶
 P5 → 委員が厚労省に感謝の弁
 P6 → 勝村委員の退任挨拶

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