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ニュース〜医療の今がわかる

なぜ、医師を増やすの?

■ 「すぐ医師を増やすか医療全体から考えて」 ─ 坂本委員


[坂本すが委員(日本看護協会副会長)]
 私は133万人と言われている看護師、日本看護協会の代表として参加させていたいております。病院勤務もずいぶん長かったので、(医師と)一緒に働いている期間は長かったのですが......。

 一緒に働いていて、ドクターたち......、医師を見ているとですね、やはり看護師も同じですが、やりがいのある仕事っていうところがきちっと議論されなくちゃいけないと思っております。

 ▼ 久しぶりに坂本副会長の元気な声を聴いた。中医協でもガンガン発言してほしい。

 それと共に、女性のドクターが増えてくることによって、女性医師の「ワーク・ライフ・バランス」(仕事と生活の調和推進)が全く解決されず、ずーっと進んでいました。そういう意味では、こういう視点でもきちっと話さなきゃいけないという風に思っております。

 そして、「すぐ医師を増やすかどうか」ということも大変大事なんですけども、やはり(看護職を含めた)医療全体から考えていきながら、どのように医療を提供していくかということも大変重要な視点だと思っておりますので、一緒に働く仲間としてですね、一言、言わせていただきたいと思っております。以上です。

 ▼ 医師が医行為を独占せず、看護師ら他職種に権限を委譲することで病院勤務医の負担を軽減すべきとの意見もある。

[安西祐一郎座長(慶應義塾学事顧問)]
 ありがとうございます。それでは妙中委員。


【目次】
 P2 → 「日本が医療分野で世界に貢献し名誉ある地位を」 ─ 鈴木副大臣
 P3 → 「世界最高水準の医療を続けていくために」 ─ 安西座長
 P4 → 「医師数は年々増えている」 ─ 厚労省医政局
 P5 → 「医師が何人働いているんですか?」 ─ 山本委員
 P6 → 「現在の医学部定員は限界に達している」 ─ 矢崎委員
 P7 → 「地域医療が崩壊している」 ─ 中川委員
 P8 → 「新たな医学部を立ち上げた方が早い」 ─ 今井委員
 P9 → 「医師のアロケーションの問題が大きい」 ─ 片峰委員
 P10 → 「今の医療資源をどう有効活用できるか」 ─ 栗原副座長
 P11 → 「現在のOECD平均3.1人を超える時代が来る」 ─ 黒岩委員
 P12 → 「福祉的な面の医療が不足している」 ─ 桑江委員
 P13 → 「すぐ医師を増やすか医療全体から考えて」 ─ 坂本委員
 P14 → 「基礎研究に入ってこられる環境づくりが大事」 ─ 妙中委員
 P15 → 「医薬品の研究開発に医師が必要」 ─ 竹中委員
 P16 → 「様々な病院を循環できる制度づくりを」 ─ 丹生委員
 P17 → 「医師の業務拡大という広い意味で考えて」 ─ 永井委員
 P18 → 「医学部の新設は到底あり得ない」 ─ 中川委員
 P19 → 「既存の医学部を強化していく」 ─ 中村委員
 P20 → 「精度の高い調査を目指すことが必要」 ─ 西村委員
 P21 → 「粗製濫造、青天井の医師養成になってしまう」 ─ 濱口副座長
 P22 → 「周辺領域と合わせて定員の議論を」 ─ 平井委員
 P23 → 「モデル事業として新しい構想の医学部創設も」 ─ 矢崎委員
 P24 → 「若手の研究者が非常に少なくなっている」 ─ 山本委員
 P25 → 「ジグゾーパズルを全部はめ込んで絵にする」 ─ 安西座長
 P26 → 「アジアの若者を日本が育成する視点を」 ─ 鈴木副大臣

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