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ニュース〜医療の今がわかる

骨髄バンク訴訟 ドナー経験者として悲しい

 骨髄バンクを巡る訴訟の成り行きは、純粋な気持ちで運動に協力してきた方々の気持ちもざわつかせずにはいられないようだ。昨年11月に骨髄提供した都内在住の会社員、保居範昭さんにインタビューした。(川口恭)

--どのような経緯でドナーになったのですか。ご家族やお友達に白血病の方がいらしたのですか。

 いえ、そういった経験はありません。今25歳なんですけど、5年前に「世界の中心で愛を叫ぶ」のドラマを見て、それで思い立って登録しました。元々、献血とか針を刺されることに恐怖感があまりないんです。それから4年は年に2回『バンクニュース』が送られてくるのを読みながら、連絡がないなあと思っていました。昨年の夏になって、適合しましたという通知をもらったんです。実際に提供したのは11月末でした。

--会社は問題なく休めましたか。

 幸いに上司や周りの理解もあって、木・金と会社を休んで、木・金・土と入院しました。3日間で退院というのは短いみたいですね。

 それまで全身麻酔はおろか入院したこともなかったので不安な気持ちになることもありましたけど、骨髄バンクのコーディネーターの方が本当に素晴らしくて、私のことを一番に考えて対応してくださいました。提供の日にちも私の都合に合わせてくれましたし、不安に思うことはないですかと支えてくださいました。

 終わってみて、非常に素晴らしい経験をさせてもらったなあと思ったので、今後もお手伝いしたいと思って、今は『公的骨髄バンクを支援する東京の会』(東京の会)で会報発送などのお手伝いをしています。

--素晴らしい経験というのを、もう少し具体的に教えていただけますか。

助けてほしいという方がいて、その方に私が骨髄を提供して生きるチャンスをあげられたわけです。命の大切さとか、人と人とが支えあう大切さとかを、実体験として学びました。それまで闘病記を読んだことなかったんですけど、読んでみたら前処置の辛さとか、ずっと病院にいる辛さとかが書いてあって、普通に会社に行って働けていることを幸せだと改めて思いました。

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