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後発品が進まないのは在庫がないから?

■ 「精度の高い調査ができると思う」 ─ 遠藤会長
 

 質疑で、遠藤久夫委員(中医協会長)は、「なぜ後発品に変えないのかという理由を詳しく聞いているので、以前よりも精度の高い調査ができると思う。(後発品の使用が進まない)理由はほかにもあると思うが、大まかなところは網羅されていると思う」と評価した。

[庄司洋子部会長(中医協公益委員、立教大大学院教授)]
 では、調査案について議論したい。(明細書発行の一部義務化、歯科外来診療環境体制加算の実施、後発医薬品の使用状況について)、1つひとつまいりましょうか。まず、明細書発行の一部義務化。(中略)

 ※ 明細書発行の一部義務化については、こちらをご覧ください。

 「歯科外来診療環境体制加算の実施」、「後発医薬品の使用状況」について(意見を)お願いしたい。まず、歯科に関していかがだろうか。

 (歯科については、質問・意見なし)

 「後発医薬品の使用状況」について、意見があればお願いしたい。

[遠藤久夫委員(中医協会長、学習院大経済学部教授)]
 56ページ(薬局調査・後発医薬品への対応状況)がかなり内容的に充実した。後発医薬品の使用促進では、薬局での後発品への移行が必ずしも十分でないことがボトルネックになっていたという実態がある。

 「なぜ後発品に変えないのか」という理由を詳しく聞いているので、以前よりも精度の高い調査ができると思う。(後発品の使用が進まない)理由はほかにもあると思うが、大まかなところは網羅されていると思う。

 ただ、4の(1)について。

(1) 後発医薬品の調剤に関するお考えとして、最も近いものはどれですか。 ※ ○は1つだけ
 1. 後発医薬品を積極的に患者に説明して、調剤するように取り組んでいる
 2. 薬効によっては後発医薬品を患者に説明して、調剤するように取り組んでいる
 3. 後発医薬品の説明・調剤にはあまり積極的には取り組んでいない
 4. その他(具体的に                                    )

4-(1)-1 後発医薬品の説明・調剤にはあまり積極的に取り組んでいない理由 ※ あてはまる番号すべてに○
 1. 後発医薬品の品質に疑問があるため
 2. 後発医薬品の効果に疑問があるため
 3. 後発医薬品の副作用に不安があるため
 4. 後発医薬品の安定供給体制が不備であるため
 5. 後発医薬品の情報提供が不備であるため
 6. 後発医薬品に関する患者への普及啓発が不足なため
 7. 近隣の医療機関が後発医薬品の使用に消極的なため
 8. 後発医薬品の説明に時間がかかるため
 9. 後発医薬品の調剤による薬剤料減に不安があるため
10. 後発医薬品の備蓄増に伴う不良在庫の拡大など、在庫管理の負担が大きいため
11. 調剤室での薬の取り揃えの前に後発医薬品を説明する業務手順となっていないため
12. その他(具体的に                                    )

 これで基本的にいいと思うが、「後発医薬品の説明・調剤にはあまり積極的には取り組んでいない」という文章の中に、「(後発品の)在庫を積極的に持たない」という意味が含まれているのかいないのか、多少微妙な感じがするので気になった。ただ、1~12の回答項目を見ると、そういうことも含んでいるのだと読み取れるので、よろしいと思う。

 57ページの(4)について。

上記(3)で、後発医薬品についての説明をしなかった理由としては、次のうちのどれですか。  ※あてはまる番号すべてに○
 1. 待っている患者が多く、説明する時間的余裕がなかったから
 2. 患者が急いでおり、説明不要と言われたから
 3. 患者が後発医薬品について十分理解していたから
 4. 調剤室での薬の取り揃えの前に後発医薬品について説明する業務手順になっていないから
 5. システム上、薬剤料の差額がすぐに計算できないので、患者の質問にその場で答えることができないから
 6. 説明しなければならないという認識が不足していたから
 7. その他(具体的に                                           )
 (後発医薬品についての説明をしなかった理由として)「後発品の在庫を持っていないから」という理由もあると思う。つまり、「在庫管理が大変だ」という理由で持っていないものを推奨しても仕方がない。変えられないから。

 ということで、この選択肢の中に、「在庫をあまり持っていないから」という回答を入れるべきではないか。

[庄司部会長(中医協公益委員)]
 ありがとうございます。これに関連して(調査検討委員会の委員長である)白石委員、何か。

[白石小百合委員(横浜市立大国際総合科学部教授)]
 ご指摘、ありがとうございます。「調査検討委員会」では特に意見が出なかったが、確かにそういう実態もあるかもしれないので、入れる方向で考えたい。

 「調査検討委員会」(で出た意見)との関連で言えば、56ページの調剤手順の問題がクローズアップされた。

4-(1)-1 後発医薬品の説明・調剤にはあまり積極的に取り組んでいない理由 ※ あてはまる番号すべてに○
11. 調剤室での薬の取り揃えの前に後発医薬品を説明する業務手順となっていないため
 調剤する前に、患者さんに後発品を説明するかどうかというところでも、なかなか使用促進されないという議論があった。それで、調査票の(回答項目の)中に入ったことを報告したい。

[遠藤委員(中医協会長)]
 続けてもう1点。(院外処方せんを発行している外来診療を担当する医師に対し、後発品の使用状況や考えを質問する)「医師票」には、医師がどのようなタイプの病院に所属しているか(の質問が)記載されていない。

 これは(調査)対象の医療機関から医師に配布してもらうので、医療機関とのリンケージが取れた形で調査するかをお聞きしたい。

 ▼ 大学病院(特定機能病院)で後発品の使用が進んでいないことが問題になっている。

[庄司部会長(中医協公益委員)]
 その点についていかがだろうか、事務局(保険局医療課)、お願いします。

[小野・保険医療企画調査室長]
 これは、(医療機関と医師との関係が)リンクした形で集計できる調査。

[遠藤委員(中医協会長)]
 特定機能病院でジェネリックの使用が進んでいないこともあるので、その病院属性......。と同時に、病院が積極的にジェネリックの使用を進める方針かどうかは「病院票」で聞いているが、(前回調査では)半数ぐらいが「個々の医師に委ねている」という回答だった。

 そうなると、個々の医師の意向が高機能病院とそうでない病院でどう違うのかを浮き彫りにする必要がある。そのような集計もぜひお願いしたい。調査票上の問題(修正要望)ではない。よろしくお願いいたします。

[庄司部会長(中医協公益委員)]
 ありがとうございました。(中略)
 では、いろいろな意見を頂いたので、それらを踏まえて「調査検討委員会」で調査案を修正していただき、修正したもので調査を実施したいと思う。よろしいだろうか?

 (反対意見なく、了承)

 では、ありがとうございました。残りの調査項目(医療機能の分化と連携、回復期リハビリの「質の評価」、ニコチン依存管理料)についても引き続きよろしくお願いいたします。次回の日程は事務局から追って連絡する。(閉会)
 
 
 
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