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中医協人事、「厚生労働省の大臣が決定した」 ─ 厚労省課長

佐藤敏信医療課長090709.jpg 中医協人事を発表した10月26日の会見で、長妻昭厚生労働相は終始メモに目をやりながら歯切れの悪い回答を繰り返した。年金問題を追及したかつての"勇姿"はなく、今にも泣き出しそうな痛々しい表情。対照的だったのが厚労省保険局医療課の佐藤敏信課長で、説明に窮する長妻大臣に強い口調で助け船を出すなど、大臣との"上下関係"を記者団に見せ付けた。(新井裕充)

 佐藤課長は会見終了後も上機嫌で、笑顔を絶やさなかった。今回の人事について佐藤課長は、「最終的には大臣が決定された、厚生労働省の大臣が決定したというふうに理解していただいたほうがいいと思います。これまでとあまり変わらない」などと冗舌に語った。ぶら下がり会見の模様は以下の通り。

── 今まで、日医の執行部から選ばれていて......。
 基本はそうです。

── (京都府医師会副会長の)安達秀樹さんは執行部ではないのですか。
 (笑顔で)違いますねー。ただし、日医の中にいくつかある中の委員会の委員長。日医の「社会保険診療報酬検討委員会」の委員長。

── そういう意味では、日医に投げて、そこから推薦してもらったという形ですよね。
 そうですね、事実上、理事がやっていた。

── 国会の同意は。
 あ、同意はですね、公益委員のみですので、今回、公益はありませんので......。

 ▼ 公益委員では、12月1日付で任期が切れる庄司洋子委員(立教大大学院教授)の後任として、関原健夫氏(財団法人・日本対がん協会常務理事)の名前が浮上しているが......。

── 次の会議(中医協)までには決めたいということでよろしいですか。
 えーと、そうですね、もうとにかく今日、急ぎで連絡を取って、同意を得て、できるだけ早めに......。

── 中医協、次は金曜日(10月30日)になりそうですか。
 先ほど、大臣が「週の後半」とおっしゃいましたから、週の後半に開けるように頑張ります。

── 日医の推薦枠について確認ですが、(茨城県医師会理事の)鈴木邦彦さんだけ推薦ということで......。
 あの......、「推薦」という意味が......、誰からの推薦かによりますけれども、私どもが聞いているのは、茨城県医師会からの推薦......。

── ほかの方は......。
 ここ(支払側の新任)は、団体ですよね。それから、ここ(診療側)も、基本的にはそれぞれが属する団体があります。例えば、安達秀樹さんは京都府医師会、嘉山さんはとりあえず「山形大学医学部」としておりますけれども、「全国医学部長病院長会議」の専門委員をなさっているので、「全国医学部長病院長会議」にも(属している)、ま、そういう形で、1つひとつそれぞれが属している団体にお伺いを立てている。

── (中医協)1か月の遅れについて、佐藤課長ご自身はどのように考えますか。
 (笑いながら)あの......、私自身の考えというよりも、新しい政権の中での考え、地域医療を充実させるという民主党としてのお考えがあったのでしょうから、その中で実行されたものだと理解しております。
 ま、そういう意味では簡単には決まらなかったけれども、十分、検討いただいたものだと理解しております。

 ▼ 医療課が十分に検討して抵抗した結果、ここまで長引いたのではないか。とりあえず、「日本病院団体協議会」からの2人枠を死守したことは大きい。今回の中医協人事は医療課の大勝利といっていいかもしれない。


【目次】
 P2 → 大島専門委員から「同意を頂いていた」?
 P3 → 「厚生労働省の大臣が決定した」と理解したほうがいい

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