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ニュース〜医療の今がわかる

「医師以外の職種が発言できているか」 ─ 専門委員内定の北村氏

■ 「メディカルスタッフ」という言葉を提言していきたい
 

 「なぜ、今チーム医療か」とよく言われますが、それは現在も学会などでさかんにチーム医療のセッションがいろいろ組まれています。また、国立がんセンターの「患者必携」に、「チームがあなたの声を生かす」と書いています。また、先般の選挙では、(民主党の)マニフェスト(政権公約)に医師以外の医療従事者の人数確保などが謳われています。

 そこで、より良い医療チームを推進していくためには、まず自分たちの職種について理解していただく必要があると思っています。各職種の横のつながりをつくりながら、「チーム医療」についてもう一度考える機会をつくるということから、今回の協議会の発足が始まりました。

チーム医療協議会の説明会1028.jpg 発足に当たっては、「がん闘病とコメディカル」(講談社現代新書)という、長期にわたって取材してきました、ここにいる医療ジャーナリストの福原(麻希)さんの力が大でありました。協議会の発足に大きな力、手伝いをいただきまして、今ようやく動き出したところでございます。

 この協議会の特長として、皆様方には「13団体(参加)」ということでお知らせしていますが、1団体がまだ機関決定されていないということで、12団体に(オブザーバーとして)日本病院会、さらに患者会も加わって動き出したところでございます。

 また、チーム医療や医療専門職の教育についての調査研究、それと、より良いチーム医療について提言していくことが、我々の協議会の期限付きのプロジェクトとして行っていきたいと思っています。

 チーム医療の提言について実際の現場では、チーム医療ではなく医療チームになっています。その違いは、「医師以外の職種がどれだけモノが言えるか」「発言できているか」ということです。
 医師以外の職種も意見が言えるよう、資質向上を図っていかなければいけないと思っています。コメディカルという言葉がありますが、それは「医師」と「医師以外」を指していると思います。私たちは、チーム医療の概念に合わせて、医師を含む形の「メディカルスタッフ」という言葉を提言していきたいと考えています。

 また昨日、新聞報道などで発表になりましたが、このたび中医協の専門委員に就任することになりました。この協議会の発足が評価されて、足立政務官から「コメディカルの代表として中医協の専門委員に就任いただけませんか」という連絡がありました。
 今後は放射線技師会はもちろん、医療従事者全体の地位向上を図るとともに、我々1人ひとりの資質向上を図りながら、国民、患者にとってより良い医療に向けて進めていきたいと思っています。


【参加団体】
日本医療社会事業協会(医療ソーシャルワーカー)
日本医療リンパドレナージ協会
日本栄養士会
日本言語聴覚士協会
日本細胞診断学推進協会細胞検査士会
日本作業療法士協会
日本診療情報管理士会
日本病院薬剤師会
日本放射線技師会、
日本理学療法士協会
日本臨床衛生検査技師会
日本臨床工学技士会、
患者会・山梨まんまくらぶ(乳がん関係)
日本病院会(オブザーバー)
※ 日本看護協会にも声を掛けているが、まだ回答がないという。 

 
 
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