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新型インフルワクチン接種の前倒し―足立政務官、約1時間の記者会見

 
政務官 前々から申し上げているように、増殖していきますね。そして生産もラインに乗ってだんだん増えていきます。重ねて申し上げているのは、最初は118万回分ですね。2回目は134万回分、というように次は355(万回分)、452(万回分)というふうに増えていっているということです。これは当初の予測とほとんど同じです。
  
記者 子どもへの前倒しのことについて(あまり聞き取れず)。専門家に諮られるような機会があったかということとかですね、諮られたとしたらどういう場で。
  
政務官 今までの意見交換会のような広く公開の場で意見を求めるということは今回はいたしておりません。何より先ほど申し上げたように、私ども厚生労働省の新型インフルエンザ対策本部が把握している先ほどのデータですね、これがほぼまとまって、これが日本の現状を一番客観的に表しているだろうという判断を対策本部の中でしてきました。これから見て明らかなように、ワクチン接種の目的は重症化の予防がメーンですね。では最も重症化率の発生が高いところをなんとしても早めることができないかという検討は、これは当然公開のオープンの場でとはしませんでしたけども。このデータを基に意見を集め、そして今回の出荷に合わせて、厚労省の対策本部として決断しました。
  
記者 「意見を集めた」というのは、データについて専門家の意見を集めたと。
  
政務官 そうです。
  
記者 (あまり聞き取れず)重症率が高いというのが、小学校の高学年あるいは中高生というのも同じ性質になると思うのだが。
  
政務官 厳密に言えば優位差がどこにあるということになるわけですけど、そこまでの検討はまずできない。一見して皆さんお分かりのように、基礎疾患を持つ方々は5歳から14歳までが圧倒的に重症化率が高い。これはみなさんあまり疑いがないと思うんですね。基礎疾患を持たない方は、やはりこの年齢の方々(画面が見えなかったが、5-9歳を指していると思われる)が高いだろうということですね。他で見て頂くと中学生高校生という議論はありますが、今現在これからまた、解析は続けていきますけども。今現在そこが際立って高いという印象は持てないですね、このデータから言いますと。このデータに基づいて今私たちができる、しかもワクチンには数に限りがある、順次生産されていく、の中で、今このデータをもとに優先順位は変えません、でも前倒しできるのはどこまでか、という判断をしたわけです。
  
記者 3点お伺いしたいのですが。
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