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「統合カリキュラム」から「看護学基礎カリキュラム」へ―文科省骨子案

5月25日の看護系大学の検討会.jpg 文部科学省は5月25日、「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会」(座長=中山洋子・福島県立医科大看護学部長)の第4回会合で、統合カリキュラムの廃止に向けた「第一次報告骨子(案)」を示したが、意見集約できず継続審議となった。(新井裕充)

 同検討会は、保健師、助産師、看護師の三職種の免許取得に必要な教育を大学4年間で行う「統合カリキュラム」の見直しなどについて話し合うため、今年3月31日に設置された。

 4回目を迎えた同日の会合で文科省は、これまでの議論を踏まえた「第一次報告骨子(案)」を示した。「統合カリキュラム」という言葉はなく、保健師・助産師・看護師の三職種に共通する教育カリキュラムを「看護学基礎カリキュラム」と称している。
 
 同日の議論では、「看護学基礎カリキュラム」の内容や免許取得との関係などを問う意見が相次いだため、継続審議となった。文科省は骨子案を修正の上、次回6月25日の会合で「報告案」を取りまとめたい意向だが、調整が難航することも予想される。

 同日示された骨子案によると、「看護学基礎カリキュラム」で修める教育内容が「三職種に共通する看護学の基礎」だけなのか、「保健師、助産師、看護師養成に特化した教育」も含むのかが不明確になっている。

 ただ、大学4年間の学士課程では、「三職種に共通する看護学の基礎を体系的に教授する」「特定領域のスペシャリスト養成を目指すものではない」と明記。学士課程を終えた後は、「高度専門職業人(スペシャリスト)として求められる教育に対応できるよう、大学院における教育等を充実していく必要がある」としている。

 骨子案には、「保健師教育を卒業要件とすることは見直すこととする」「指定規則が、学士課程における看護学教育の効果的・効率的なカリキュラム構築を阻害する恐れがあるとの指摘がある」などの記載もある。

 「第一次報告骨子(案)」は、次の通り。

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