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報酬改定議論に必要な調査項目が足りない-中医協慢性期包括評価分科会


[椎名正樹委員(健康保険組合連合会理事)]
ご承知のように、患者特性に基づく、患者分類による包括評価が平成18年度に導入されましたわけです。で、20年度改定でその基準の一部変更ですとか医療の質、その辺を見ようということでQIとかですね、チェック項目とか、そういった新たな施策を導入したわけですよね。その辺のいわゆる基準を変えたとか質の評価を具体的に見ると。その辺の調査項目は医療課がやられたこの調査の中に入っているのか、お尋ねしたいと思います。
 
[事務局]
患者特性調査の方の病院編で結構ですけど、25、26ページに、前回から「継続参加している病院のQi変化についてデータが要る」というご指摘がありましたので用意をさせていただいておると。こういう形でQIに関して今回の医療課の調査で出せそうなものはとりあえずこういうものということです。
 
[椎名委員]
確かに25ページにQI(Quality Indicator)。この項目、この結果は18年度調査でも同じ調査をした結果が出ているんですよね。私がお尋ねしたかったのは、20年度に新たにQIをいろんな(項目)、褥瘡等もQIを記録に残すと。ここの患者さんのチェックをすると。そういう新たな施策を入れたわけですよね。実際に、前回この分科会に出された20年度診療報酬改定で、医療療養病棟に関する改定項目として、新規項目として、私が今申し上げたものが入っているわけですよ。医療課が多分作った資料だと思うのですけど。それに関して、何ゆえ、20年度の調査の中にそういたものが入っていないのかご説明いただきたいと思います。
 
[事務局]
まあ、そういう意味ではまあ、状況を把握してという意味ではですね。従来やっておったものしかないわけですけども、その議論のためにはさまざまな調査というのが関係する機関等でやられているということも、まあ事務局として聞いておったものでございますから、こういう調査に加えてそういった関係するデータを集めたり資料を用意するということでご議論いただいて、必要な追加調査が必要であれば、それはそれでまあ、ご指示あらば検討させていただくと考えております。そういうこともありまして、大変ありがたいと思っておりますのは、健保連さんの方でQIに関しても調査をやっていただいているということがありましたので、そういったデータも活用といいますかご議論の題材ということでご提示いただけるということは、事務局としてもありがたいと思っております。
 
[椎名委員]
あの、突然健保連に対して「ありがたい」なんていうお話をいただきましたけども(笑)、私が申し上げたいことは、結局ご承知のように、改定の「(診療報酬改定)結果検証部会」というのが3、4年前に出てますよね。今まで診療報酬改定を2年ごとにやってきて、きちっと検証してないじゃないかという背景の中でできてきた部会ですよね。公益委員による結果検証部会が色々活動していて、そこで何回かやっているうちに項目の整理をしているはずですよね。結果検証部会が中心になって検証する項目、そのほか、調査専門組織の分科会が改定の検証をするという、そういう部分の仕分けがなされていると思うんですけど、そういう仕分けは、この件に関してどうなっているんでしょうか。
 
[事務局]
あの、少なくともこの項目に関して、この療養病床に関しては、専門的な検討というのはこちらの分科会でやっていただくというのが一つあるのと、検証部会の項目というのはすでに改定の方針が決まりまして、19年度中に、20年度と21年度に実施する検証項目というのは決まっておりますので、その中には今回のQIの問題については入っていないと。検証部会で検討するのではないということですね。実施するとすれば、基本問題小委でやると。そうなるとそれに関して、検討を依頼されるところとすれば、こちらの慢性期分科会ということしかないと思っておりますけれども。
 
[椎名委員]
あの、ちょっと理解が違うと思うんですけども、基本的に私は慢性期の包括評価に関してですね、改定の結果を検証するのはこの分科会に付託されている項目だと思うんですけども。その辺は過去の資料、検証部会の資料をぜひ当たっていただきたいと思うのですけども、いずれにせよ、診療報酬改定で新たに導入したり、基準変えたりしているわけですよね。それはきちんと評価する必要がありますし、これを評価するのはやはりこういった委員会、あるいは行政が直接やるのかはあれですけども「健保連にお願いする」というふうな性格の事柄ではないと思うんですけども。
 
[事務局]
すみません。色々事務局として分科会にご相談しながらそのQIの評価をどうしていくかということもやる必要があると思うんですけども。今色々と考えているのですが、一つはそのご提示したような「患者特性調査」によるものと、後はまだ本日の時点でご提示できていない「レセプト調査」のデータで、協力していただいた病院がございますけども、その病院の中の半分ぐらいのところはレセプトと一緒に「(治療・ケアの内容の)評価表」を出してくれていまして、頼んだわけではないのですが、結果的にそういうようなことでデータとしては添付として出ておりますので、それを使って解析するということはできると思います。もう一つは、もし、あの、この分科会のほうで、QIに関して追加的にこういう内容で調査せよというご指示ございましたら実施できるかどうか、できる方向でしっかり考えたいと思います。

 
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