文字の大きさ

ニュース〜医療の今がわかる

「医療療養病床はICUと類似化」-武久日本慢性期医療協会長が中医協分科会に報告


次です。これは先ほど事務局からスライドをお借りしておりますけれども、救急が非常に増えていると。妊婦とかいろんな一般の方が増えているかというと、高齢者の軽傷、中等症の方が増えているのが分かります。そして「ベッド満床」というのは約4割あるということです。我々の方で、救急医療との連携に関する調査を昨年しましたところ、「もしあなたの医療圏で2、3次救急と連携システムを作ることになったら参加しますか」と療養病床を持っている病院に聞きましたところ、条件付きも含めて94%が参加したいと。その次に27ページ。どのような患者を積極的に受け入れたいかと聞いたところ、人工呼吸など色々ありますけども、アンケートに答えて頂いた病院の良心を非常に評価したいのは、重度意識障害という医療区分1にしかならない患者も積極的に受け入れますよという回答があります。3次救急にアンケートをしまして、「療養病床との連携が必要と感じますか」というと100%感じている。「あなたの地域で療養病床と急性期病院と連携システム作ったら参加しますか」と聞くと、これも条件付き含めて94%が参加したいというふうになっております。

20治療可能表.JPG
 
 次31ページ。救急外来患者のうち療養病床での治療が可能と考えられる患者を救急病院側から選んでください、というと、誤嚥性肺炎、圧迫骨折、脱水、尿路感染症というようにここに書いてあるほとんどの状態が「救急でなくても療養病床でちゃんと治療できる」と救急病院側は言っていると。
 
高齢者が誤嚥性肺炎などで救急病院に運ばれたら、療養病床に入院することをどう考えていますかと。まあ「そういうふうにしてほしい」ということでございます。それから介護保険施設、あるいは在宅療養中の要介護認定者の方が来る場合ですね。やっぱり療養病床が担ってほしいという方が非常に多いと。この中に1割程度、「療養病床の人員設備の点から行うべきでない」という思われている救急の先生方もいらっしゃるわけですけども、従来の療養病床が十分な機能を発揮してこなかったという名残でないかと思います。
 
東京と大阪でモデル連携をやりました。東京ではこの5月から3次救急の3病院と療養病床41施設とで連携をしております。大阪では10病院と24病院でやっておりますが、昨日現在で60例。ミスマッチングな患者をとにかく救おうと、救急にいる間にこれは入院しなくていいということでコーディネーターに電話がかかってきてその日のうちに転院したという例も含めて、従来に比べたら短期間で紹介ができていると。

12負担対照表.JPG
 
 この38ページですけども、救急で入院すると1日10万円以上かかるものが、医療療養病床や介護型療養病床だと1万円ちょっと。10万円というのはミスマッチングでないかと。というのは救急病院側も、あのような状態(誤嚥性肺炎、圧迫骨折、脱水、尿路感染症など)は療養病床で十分治療して頂けると思っていらっしゃいます。
 
地域連携ということで療養病床は先ほどの調査にありましたよう、地域や自宅から入院する場合と、急性期病院から紹介される場合と両方あると思いますけども。そのための機能分化をするためにやらなければいけないと。在宅療養支援診療所の支援病院として地域のケアミックスの病院ががんばらないといけないということで、我々のところでは常に2床を開放しておりまして、在宅療養から来た患者さんを主治医がオープン形式で診れるようにしております。

  • MRICメールマガジンby医療ガバナンス学会
サイト内検索
loading ...
月別インデックス