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ニュース〜医療の今がわかる

村重直子の眼9 小山万里子・ポリオの会代表(上)


小山
「そうですね。それで、まだ4種混合。世界はもう6種混合ですから。今問題になっているHibワクチン、B型肝炎ワクチン、みんな入っていますので、子どもや親の負担も軽くなります」

村重
「混合ワクチンを国内で開発しているからと言い続けているのですけれど、それでもう10年近く経ち、この先何十年も今の状態かもしれない。他の国にはあるものをどうして使ったらいけないのかと思いますよね」

小山
「2年前に福田首相が被害者85人を認められた時に、厚生労働省の方に訴えたのですけれど、その時に不活化に切り替えてくださっていれば、今2歳のお子さんは罹ってないのですよ。それがとても残念で」

村重
「認定されてないから、実際には被害者がもっと多いんだというお話、もう少し教えていただきたいんですが、障害者手帳ではポリオと認められた方の数が、生ワクチンによるものと認められた数より多いということでしょうか」

小山
「ポリオワクチンによるものとは認められてなくても手帳にはポリオによる障害と書かれてます。今6歳のお子さんで、認定を厚労省から却下された方も手帳にはポリオと書いてあります。だから、じゃあどこから感染ったんですか、と」

村重
「生ワクチンでしか発症してないわけですからね」

小山
「日本は、ポリオ患者数の統計も、非常にあやふやであいまいで雑です。平成13年の障害者白書までは、障害者手帳取得者の内訳として、ポリオによる、脳性麻痺による、その他による、と出ていたんです。それから子どもさんのも出ていたのです。それを5年ごとに比較すると、ポリオによる障害者手帳の取得者が増えている。これはポリオ後症候群によるものだというのが、明らかに見えてきていたのですね。ところがそういう障害者の疾患別内訳を出さなくなって、それから個人情報保護法で障害者手帳にも、以前は脊髄性小児麻痺によると書かれていたのが、単に障害によるとか下肢障害によるとか書かれていて、そうするときちんとした統計ができなくなるのですよ」

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