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ニュース〜医療の今がわかる

周産期・救急懇談会6


田村
「診療報酬に特化しなくても、たとえば重度心身障害児施設のレスパイトのように介護保険とか医療と福祉とかの縦割りのために置き去りにされてきた所にようやく光が当たったのに、ここで何も書き込めないのなら、座長の命がかかってる、命は言い過ぎなら信頼関係がかかってる。遅くとも数年以内に何らかの手当てをするということを責任をもって約束させてほしい。医政局長、ここにもいるが、局長に血判状を押させるぐらいのことでなければ、何のために6回も、資料そろえのことを考えればそれ以外に何時間も費して協力してもらった仲間にもお母さんにも赤ちゃんにも顔向けできない」

外口医政局長
「おわりにの所に保険点数等必要な措置という風に書きとどめればよろしいのでないか」

岡井
「保険点数等と挙げることで具体的になるということだが」

嘉山
「私は財政的な支援と言った。なぜならば診療報酬というとパイの取り合いになってしまう。国家の社会保障費を大幅に考え直すぐらいのことを入れないと。田村先生の言ったような診療報酬だけ言うと、議論を矮小化されてしまう。大きく財政と言えば外口局長だって財務省に対して言いやすいのだから。診療報酬では中医協の中でグチャグチャになる」

岡井
「個々の点数は抜いても構わないか」

藤村
「診療報酬という言葉は入れてほしい。財政支援で診療報酬のパイを大きくすることだってできる。個々の点数にこだわりたい。報告書には、それぞれの現場の声が詰まっていて、それが何点で実現できるのか、それぞれの箇所において書き加えていただくのが正確。少なくとも一覧表にはできないか」

横田
「救急やっている立場から一言。診療報酬は、診療の対価で周辺業務が評価されない。1人の傷病者、患者を診たら代償としてもらえることになっているが、救急だと現場に出向いたり、待機したりと必ずしも対価では評価できない部分がある。むしろ、それは別の要素、ベッドを確保することとかで評価しないといかん。中身を点数で表すのも大事だが、あまりにもそこだけすると救急がなぜ不採算なのかの担保にならない。嘉山先生の言うように広い意味の財政支援と入れないといけないと思う」

岡井
「この問題は委員の要望が強いことを理解してもう一度検討したい」
話を引き取って鎮火したつもりだったのだろうが、さらに延焼する。

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